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商品説明
機械要素を機能別グループに分類整理し解説した統合的教科書で、機能設計、最適設計の導入書。実設計と密接に関連した例題とその適切な解、及び豊富な演習問題と詳細な解答も付す。1977年刊の第2版。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
機械の構成要素を機能別グループに分類し,機械設計分野を専攻する大学生向けの統合的な教科書であり解説書
2000/10/13 00:15
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投稿者:相良 岩男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
機械では,いろいろな機能をもつ構成要素が組み合わされて動作している。機械を設計するにはまず機械全体の構想を立て,次にそれぞれの機能に対して適合する構成要素を選定し材料や寸法・精度などを決めていくことが基本となる。最近の機械はますます高度化し複雑化してきている。当然これらの機械設計には幅広い基本要素に関する知識が求められており,これらの知識を取得して初めて実務的な機械設計者となれる。
このためには構成要素を機能面から分類整理しその特徴を理解しておくことが,熟練した匠の機械設計者になるための必須条件となる。だが,初心者にとってこの構成要素の分野は幅広く,なかなか全貌を把握しにくい。このため,初心者に分かりやすいように機能面から分類整理しその特徴を述べる方法を著者自身が提案している。これは多年にわたる教授としての立場から思いついた方法である。本書はこれに従って構成要素を記述している。このため,本書は機器設計を初めて学ぶ学生や技術者にとって構成要素の全体像を整然と把握できる。
本書は機械工学基礎講座の1巻としてすでに20年以上前に初版を出版しており,今回は第2版である。1版は増刷を重ね多くの機械工学関係の大学で教科書として採用されてきたが,2版はさらに内容を充実させている。
この2版の特徴として,機械要素を機能別グループに分類整理し解説したことと,実設計と密接に関連した例題を挙げ適切に解を付したことと,SI単位を採用したことなどを挙げることができる。本文は12章より成り立っている。
1章 機械設計の基本事項,2章 軸,3章 軸付属要素,4章 回転伝達要素,5章 締結要素,6章 支え要素,7章 送り運動要素,8章 エネルギー蓄積要素, 9章 密封要素,10章 制動要素,11章 防振・緩衝要素と装置,12章 標準数。
この著書は理論的考察もあり,図解もあり,文章も整然と書かれており,理解しやすい構成となっている。機械設計関係を専攻する大学生向けの教科書として,または機械設計技術者の参考書として適している。
(C) ブックレビュー社 2000