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商品説明
ねつ造された虚構のダイオキシン情報により、政府はついにダイオキシン法案を成立させた。その背後に米国のしたたかな経済戦略の罠が…。科学的概念に基づいてニセの情報操作を厳しく告発する衝撃の書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
林 俊郎
- 略歴
- 〈林俊郎〉1949年生まれ。目白学園女子短期大学教授。生活学科学科長。農学博士。著書に「流行する肺ガン」「生活習慣病が日本を滅ぼす」がある。
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紙の本
日本人は誤ったダイオキシン情報に洗脳されている。その虚構を暴き,ダイオキシンに関する真実を伝える
2000/07/17 06:19
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投稿者:ブックレビュー社 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高まる環境問題を背景に,一般に広く知られるようになったダイオキシン。現在,ちまたにはダイオキシンに関する情報があふれているが,その多くは誤った内容である。恐怖心をいたずらに植え付け,国のダイオキシン対策を特定の人々にとって都合のよい方向に誘導しようとしているばかりか,すぐキレる子どもの出現や肺ガンの増加などの現象もダイオキシンに転嫁した報道がなされている。
こうした無責任な情報によって洗脳された国民を誤った観念から解き放ち,真実を伝えるため,一般向けに分かりやすく書かれたのが本書である。著者はまず,ダイオキシン騒動の原点となった「所沢産廃銀座での赤ちゃん死亡率急増」説や「ダイオキシン汚染の母乳によりアトピー急増」説がでっちあげられたものであったことを証明し,その仕掛け人の無責任な態度を糾弾。
そして,これらの騒動の裏に米国のしたたかな経済戦略があったという見解を示す。次いで,ダイオキシンの毒性,発ガン性,催奇形性の虚構について解説する。情報を選択することの難しさを教えてくれる問題の書。
(C) ブックレビュー社 2000