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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.10
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/595p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-002763-5

紙の本

安部先生、患者の命を蔑ろにしましたね

著者 桜井 よしこ (著)

「製薬メーカーから金銭を受け取り、加熱製剤の認可を遅らせた」との記述を巡り、安部英・元エイズ研究班班長に名誉毀損で訴えられた著者が、法廷での息づまる攻防から薬害エイズの真...

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安部先生、患者の命を蔑ろにしましたね

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商品説明

「製薬メーカーから金銭を受け取り、加熱製剤の認可を遅らせた」との記述を巡り、安部英・元エイズ研究班班長に名誉毀損で訴えられた著者が、法廷での息づまる攻防から薬害エイズの真実を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

桜井 よしこ

略歴
〈桜井よしこ〉1945年ベトナム生まれ。ハワイ州立大学歴史学部卒業。現在はフリージャーナリスト。著書に「論戦」「北朝鮮」「薬害エイズ」「日本の危機」ほかがある。

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評価内訳

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紙の本

薬害エイズの被告人安部英氏をめぐる法廷での論争を,安部氏から名誉棄損で訴えられたジャーナリストが描く

2000/07/10 09:16

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投稿者:杉山 由美子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者は,日本の血友病患者5000人のうち,1800から2000人もの人々が薬害エイズにかかっていることの実態を,雑誌「中央公論」で,1993年から94年にかけて連載し,それは『エイズ犯罪,血友病患者の悲劇』としてまもなく刊行された(大宅壮一ノンフィクション賞受賞)。エイズ研究班の班長だった安部英氏の責任の重さにも当然言及していた。ところが,それからしばらして,本の一部に名誉棄損がある,と安部氏から訴えられた。民事訴訟だった。薬害エイズについての刑事裁判がすでに進行中であるのに,なんでいまごろ,と著者は不思議に思ったが,受けてたつことにした。本書は,そんな立場になった著者による,進行中の刑事裁判の緊迫したやりとりの記録。
 著者が取材した被害者たちの証言を随所にはさみながら,血友病に関しては日本一の名医とも言われたことのある安部氏の犯罪を怒りをもって追いかける。緻密な記録から法廷の緊張した様子が伝わってくる。

(C) ブックレビュー社 2000

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