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- カテゴリ:一般
- 発売日:1999/11/05
- 出版社: 岩波書店
- サイズ:19cm/231p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-00-026464-8
紙の本
ホビットの冒険 下 (物語コレクション)
けわしい山々や闇の森を越え、財宝を奪った邪悪な竜に命がけの戦いを挑むビルボたちの大冒険。古代北欧の伝承が息づく、壮大な空想物語。再刊。【「TRC MARC」の商品解説】
ホビットの冒険 下 (物語コレクション)
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著者紹介
J.R.R.トールキン
- 略歴
- 〈トールキン〉1892〜1973年。古英語・中世英語を専門とする言語学者。オックスフォード大学で教鞭を取る傍ら、多くのファンタジー作品を手掛ける。著書に「指輪物語」など。
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紙の本
誰が一番得をしたのか。
2002/04/08 22:24
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投稿者:ひえろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ビルボ・バギンズが指輪を手に入れたのはそもそも偶然の事。しかも彼はドワーフ達の単なる助っ人で、彼ら(ドワーフ達)の旅の本来の目的は、スマウグと言う名の火龍を退治して先祖代々の金銀財宝を取り戻す事。『指輪物語』でフロドが旅立つときにビルボに貰った軽くて美しい鎖帷子も、その入手先がこの下巻に出てくる。
『指輪物語』同様、物語の終盤では人々(や、人ではない種族達)が争う様子が非常に生々しく描写され、多くの血が流れ、結局誰も得はしなかったのではないかと考えさせられる。指輪の仲間たちが旅の途中で迷い込むトーリンの墓所の作られたいきさつも出てくるが、やはりどう見ても「めでたしめでたし」とは言いがたい。
それにしても、話の本流とは何の関係も無い単なる「便利グッズ」の割には、とんでもない物を持って帰ってきたものだね、ビルボ君。ビルボの旅が終った時点では、ガンダルフは指輪の存在については、気が付いていないか、気にも留めていないのか、まるで無関心なのが後の騒動を考えると多少不思議では有るが。
『指輪物語』はあくまでも『ホビットの冒険』の続編だが、どちらを先に読むかと言ったら知名度から言っても必然的に『指輪物語』が先になるケースが多いはず。『指輪』→『ホビット』→『指輪』の順番で読むとより良く解りそうなので、私はもう一度『指輪物語』読みます。