「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
読割 50
ユダヤ陰謀説の正体 (ちくま新書)
ユダヤ陰謀説の正体
ワンステップ購入とは ワンステップ購入とは
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
電子書籍
「正義感」とは?
2016/12/16 23:14
2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
別にネオナチや歴史修正主義、反ユダヤ主義などを批判する事は当然だ。それなりには勉強にはなった。しかし、この本は取り上げている対象全てが「悪」の烙印を押している。福音派や正教会のニコライが反ユダヤ主義者だと批判するなら、コルベ神父も聖人に列する時に反ユダヤ主義者だと問題になったのだから、何故書かないのか?そもそも当時の教皇ピウス12世なる人物が、どういう男だったのか、「反ユダヤ主義の歴史」ぐらい読んでいるだろうから、分かるだろうに。
「ヨーロッパ・ユダヤ人の絶滅」に出て来るクルト・フォン・ゴットベルクやウルリヒ・クレーマンを「騎士十字章に輝く英雄」視する馬鹿げた本のような感じさえしてくる。
この本が出版されてから刊行されたグイド・クノップの「ホロコースト全証言」に引用されている教皇聖下の書簡でカトリックに帰依したユダヤ人を見捨てるような事を平気で書くのは、エーディット・シュタインについて調べれば分かりそうなものだ。
「書物としての新約聖書」から新改訳聖書について否定的に引用している。と学会本でも聖書批判の中で新改訳聖書を使っている箇所があるが、そこは福音派の神学に基づいた記述になるのだろうか?
この本でも書かれているようにホーリネス教会も福音派の神学に根ざした教派だが、ここは特高の弾圧を受けた事でも知られているのに、どこかへ行っている。「ヒトラーの教皇」を戴いてしまったカトリック教会の「立場」では書きづらいだろうが。