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紙の本
小さくとも優しい夢を
2002/07/18 21:20
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投稿者:渡次 慶 - この投稿者のレビュー一覧を見る
とってもかわいらしい主人公の一人称。
彼が全く守備範囲ではなかっため、楽しめるかどうか疑問でしたが…。
読み始めればそれも気にならないほど、純粋にバレエの楽しさ・素晴らしさを描いたとても良い作品でした。
バレエを通した美晴の成長も凄く良かった。
カワイイだけじゃない、芯の強い男の子・美晴、バレエオタクながら母親の強みを持つ美晴ママ、いざという時情けない(笑)けど真面目なパパ、女好きな普通の中学男子・佐伯、強気だけど可愛らしいパートナー・安奈。犯罪スレスレ・服部だって、プロ意識を忘れないカッコイイ人でした。
どのキャラも味がある、剛先生らしい生きた人物作りが成功してますね。
「夢だけじゃ生きていけない」という文中の台詞に対して「でも夢がなければ生きていけない」と訴えているような締めくくり。
辛さを乗り越える強さ、頑張る力を少しだけ与えてくれる、清清しい爽やかな本だと思います。
個人的に、小・中学生の年頃の子達に読んでほしい作品かも。
そして色んな夢を見てほしいなぁと、思います。
まぁ…ホモ…ですけどね(苦笑)