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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.6 6件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:1999.12
  • 出版社: 文芸春秋
  • サイズ:20cm/259p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-16-318890-4

紙の本

王国記

著者 花村 萬月 (著)

「たとえば僕がひとり殺して、それから女の人を犯して新たに生命を誕生させたら僕の殺人は許されますか」 殺人を犯し、育った修道院に身を隠す青年・朧。自らの王国を目指す男の萌芽...

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王国記

税込 1,362 12pt

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商品説明

「たとえば僕がひとり殺して、それから女の人を犯して新たに生命を誕生させたら僕の殺人は許されますか」 殺人を犯し、育った修道院に身を隠す青年・朧。自らの王国を目指す男の萌芽期を描く「ゲルマニウムの夜」続編。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

花村 萬月

略歴
〈花村万月〉1955年東京都生まれ。89年「ゴッド・ブレイス物語」で小説すばる新人賞を受賞、プロデビュー。「ゲルマニウムの夜」で芥川賞受賞。著書に「万月療法」「月の光」など。

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みんなのレビュー6件

みんなの評価3.6

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (3件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

無垢な神の冷たさを

2001/03/29 10:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:桐矢 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「ゲルマニウムの夜」の続編。
 主人公、朧(ろう)が前作にもまして魅力的だ。修道院のシスターを妊娠させた朧は、屈託ない笑いを浮かべて言う。
 「ぼくが例えば人を殺したとします。それからおんなの人を妊娠させて生命を誕生させたとします。そうしたらぼくの殺人は許されますか? 」「なぜってぼくの殺人のせいで喪った生命を自分の性行為で償ったわけですから」
 朧は、修道院に戻る前に人を殺している。それを知らない先生が答えるまでもなく、朧の視点には個々人の人生という視点が見事に欠けている。
 …だがそれこそが、神の視点ではないだろうか。人はアリの様に生き、交尾し、生れ、はいつくばり、そして例外なく死んでいく。そのどこにも神は介在しない。作者は目に見えない神を、人の魂を描くために、目に見える風景を、触覚を、匂いを丹念に描写していく。
 豚小屋のむせるような匂い。指の先が凍るような霜柱。骨がぐしゃぐしゃになった猫の死体。松の木の根本に放射する小便の湯気。精を絞り尽くされるような性行為。
 次作が早く読みたい。

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紙の本

倫理観がゆさぶられる

2001/10/03 19:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:がんりょ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「人間としてやってはいけないことってなんだろう。」

この本をよんで考えさせられた。
 一人の人を殺しても子供を一人つくったからちゃら、という論理はむちゃくちゃだが、そういう考え方をする主人公にどこか引かれる自分がいて、空恐ろしく感じた。
 芥川賞をとった前作『ゲルマニウムの夜』よりも危険な一冊であることは間違いない。

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紙の本

ゲルマニウムから始まった悪魔的作業の第二弾

2001/06/16 10:07

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:旅歌 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ため息を漏らしつつ感想を書いているわけだが、これは芥川賞受賞作『ゲルマニウムの夜』から始まった、萬月さんの壮大な長編小説『王国記』のごく一部である。既に『王国記』というタイトルが冠せられているが、『ゲルマニウムの夜』を第一巻とすれば、第二巻というところだろう。連作短・中篇がいったい何篇集められて『王国記』が完成するかは予測もつかない。

 この本に収録されたのは中篇が2作。「ブエナ・ビスタ」と「刈生の春」である。「ブエナ・ビスタ」を読み始めて面食らってしまった。一人称は問題ない。でも自身を「私」と呼ぶコイツは誰だ? 朧なら「僕」のはず。。えっ?!赤羽さん??? ああ、『ゲルマニウムの夜』(正確には「王国の犬」)で朧に向かって、王国を目指せと言った修道士か…。なるほど朧と赤羽の会話の端々に、いずれ興すであろう宗教の教義のようなものの萌芽が見え隠れする。全く創造主の行いは、“退屈な連鎖”なのか“培養”なのか。それにしても、朧をたじろがせる赤羽の今後の役割が気になる。

 「刈生の春」で描かれるのは生命であろうか。タイトルに使われている「刈生」は意味不明。調べてみたけどわからない。勉強不足で恥ずかしい限り。刈って後生む、そんな意味だと思う。萬月さんの造語かもしれないけど。「ブエナ・ビスタ」で朧が赤羽にこんなことを言う。「たとえば僕がひとり殺したとします。それから女の人を犯して新たに生命を誕生させたとします。僕の殺人は許されますか」 刈生…。こんなことを言う朧が、ヒヨコを殺戮した黒猫をどうするか。たった2cmの凍りついた牧草を刈る。まったく神の気まぐれ。朧の足掻き。

 この2編では、朧のカリスマは全く描かれない、と言うか感じられない。『ゲルマニウムの夜』で吐き気をもよおす程だった暴力描写も鳴りをひそめたまま。地味で思索的。潜伏期なのだな。前作で既成の宗教はみ〜んなぶっ壊したから、この巻では新たな哲学・宗教の萌芽が描かれる。でも一冊の単行本として読むと、前作よりもかなり落ちるかもしれない。あまりに混沌。でも、これはしょうがないのだよ。さ、これからだ>萬月さん。

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2006/11/15 00:33

投稿元:ブクログ

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2010/05/23 11:31

投稿元:ブクログ

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2022/01/31 21:00

投稿元:ブクログ

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