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紙の本
自分の現在の感性を維持する自身がありますか?
2002/03/02 03:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:武蔵 - この投稿者のレビュー一覧を見る
感性とか、その瞬間の常識とかは、変わらないように見えてちょっとずつ、でも確実に変わっていくものだと思います。この本のあとがきで作者はこの物語に触れて「漫画家人生でどうしても書いておかなければならなかった」と表現しています。主人公達は皆19、20の男女ですが、その時代の感性というものは必ず人の手から零れ落ちてしまいます。当時、35歳の柴門ふみにとってどうしても書いておかなければならない物語だったのです。きっと境界線ぎりぎりで。
一人一人の人物がほんとに繊細に描かれていて、作者がどれだけ彼等を愛しているか分かる作品です。すぐにでも第二部が読みたくなりました。