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紙の本
尻切れトンボのような感じがしますが…
2002/06/23 17:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ピエロ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時は戦国、妖魔の呪いのために体の48ヵ所が欠けた状態で生まれてきた男がいた。名を百鬼丸。育ての親の医師の助けを借りて、普通の人と変わらぬ生活ができるようになった百鬼丸は、自分の体を取り戻すために48の妖魔を倒す旅に出る。この百鬼丸にまとわりついて離れないのが、子供ながらに自称大泥棒のどろろ。口が達者でトラブルメーカーなのだが愛敬があって憎めない。この二人、百鬼丸の戦いとどろろの成長を描いた時代伝奇マンガです。
子供のころに夢中で読んだ覚えがあります。いま読んでみてもおもしろいのですが、百鬼丸が体を全部取り戻す前に終わってしまっているので、どこか尻切れトンボのような感じがしてしまいます。体が不完全なまま終わらせたほうが余韻が残っていいのかもしれませんが、百鬼丸の喜ぶ顔が見たかったなあ。連載が急に打ち切りにでもなったのでしょうか?
紙の本
喪失と回復失った身体を求めて三千里
2002/03/12 19:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
手塚自身はこれを水木しげるを中心とした妖怪ブームに乗った「きわもの」と書いていたが、個人的には割と好きな作品。妖怪を始末するたびに、失われた自分の身体の一部が戻るという奇抜な設定。そしてともすれば暗くなりがちなこの物語を引き締めているのが、タイトルにもなっている「どろろ」(実はある秘密がある)の存在。ただ残念なことにこれだけ魅力的な設定を用意しながらも、結末はいささか中途半端なものになっている。といってもこれは手塚自身が望んだものではなく、編集部の要請もあったようだが。そういった意味で非常に惜しまれる作品。