鉄コン筋クリート 3巻セット

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投稿者：狐　　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

この作品は歪んだ世界観、と云うか空間描写が命だと思う。
これ程までに独特な世界は作者にしか描けないモノだろう。
その命に加え、ストーリー構成もキャラ造形も優れている。
（個人的に朝夜兄弟が好き。なんか笑えるんだよな。）
物語を作る職を目指す人は、読んでおいて損はない作品。

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投稿者：アン　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

松本大洋先生の漫画は独特な世界があります。この鉄コン筋クリートも題名からしても独特だと思いました。クロとシロという少年は、毎日カツアゲなどして生活している。ある日よそ者の殺し屋から狙われて二人は一旦離れてしまうが、結局のところ二人は一緒でないと生きていけない。そんな姿にとても感動を覚えました！　決して二人のしてきたことっていいことばかりではないけど、この二人の友情以上の何かの絆に私は感動を覚えずにはいられませんでした！

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投稿者：はなぶさ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　松本大洋のマンガの素晴らしさは、その共感性にあると思う。男の子ならば、「ああー」と理屈ではなく、感覚的にわかる（私は男なので、女の子ならどう思うかはわからない）。松本大洋のマンガに夏が似合うのは、その共感性のためだ。

　そして、空中を猫のように飛び回るシロとクロ。たぶん、みんな夢で見たことのあるシーンだ。

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投稿者：スパイシー　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　松本大洋さんのマンガには考えさせられるものがあります。この鉄コン筋クリートには、二人のクロとシロという少年がでてきます。親がいなく二人で支えあっていく人生なのです。そしてこの二人の名前のように、人を憎む心をもつクロと純粋な心をもつシロといった二人の関係。人間の汚いところ、支えあうことのすばらしさみたいなことを描いています。