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紙の本
火の鳥 9 宇宙・生命編 (角川文庫)
著者 手塚 治虫 (著)
永遠の命とはなにか。不死の〈火の鳥〉を軸に、人間の愛と生、死を、壮大なスケールで描く。天才手塚治虫が遺した不滅のライフワーク。各巻カラーイラストの表紙、巻頭に十六頁カラー...
火の鳥 9 宇宙・生命編 (角川文庫)
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:9,416円(85pt)
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商品説明
永遠の命とはなにか。不死の〈火の鳥〉を軸に、人間の愛と生、死を、壮大なスケールで描く。天才手塚治虫が遺した不滅のライフワーク。各巻カラーイラストの表紙、巻頭に十六頁カラーを掲載。【商品解説】
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紙の本
エゴと言うエコ
2008/08/20 23:35
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:helmet-books - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙編と生命編の二部構成
宇宙編は、
ある宇宙での事故がきっかけで
宇宙船から脱出した船員たち
カプセル型の脱出用宇宙船では
軌道修正さえも出来ず
唯一脱出したときの反動を頼りに
身を任せるしかなかった
生き別れになるものの出てくると同時に
人間のドロドロした部分も出てくる羽目に
そして運のいい2人?船員はある惑星にたどり着く
そこでは、植物が動き回り、動物が根をはっている
という、おかしなところだった。が酸素はきちんとあったので、
とりあえずは一安心だったが、そこは地獄のようなところだった。
生命編は、
クローン人間を使って、
TVの視聴率を稼ごうと企む主人公自身が
クローン人間たちのオリジナルとして
大量生産され見世物として殺されていった
そこで、本物の人間としてのアイデンティティと
クローン人間としてのアイデンティティを
親を亡くしたある少女と
住所のない土地で二人きりで生活するにつれて
葛藤は増していった
終始、人間のエゴがウヨウヨしていてた。
潔癖症でない僕が思うのだからそれは結構汚いと思う。
今はやりのエコも大したエゴだなと考えるはじまると、
手塚治虫がまたひとつ大きく見えた
紙の本
神の領域へ!
2002/06/06 21:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
まず、宇宙編。
自分の犯した罪をつぐなうために、成長しては、赤ん坊に逆戻りすることを、永遠に繰りかえさなければいけない男。
そんな男を愛してしまった女。
そして、その女を愛してしまった醜い男……。
そして、生命編。
テレビドラマの視聴率のために、クローン人間を殺人ショーに使おうとするプロデューサー。
彼は、自分のクローン人間を、テレビドラマで使われて、自分自身もクローン人間として追われるはめになってしまう……。
この巻では、人間が手をだしてしいけない神聖なもの、について描かれている。
とくにクローン技術については、さいきん、とても進歩していて、ペットのネコのクローンができるまでになっている。
人間のクローンができるようになるまでには、まだ、間があると思うけれど、もう、SFではなく、現実世界での科学的なことになりつつあるのだ。
生命編に描かれている世界が、つい、ほんの先に起こりえること、と考えると、少し怖くなってしまう……。
紙の本
読め。この人は天才だ。
2002/06/06 00:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:marilyn_hanson.com - この投稿者のレビュー一覧を見る
初めて読んだのはずいぶん前だが、最近読んで、冒頭のナナを取り合うあたりで恋愛をしてた頃の自分を思い出した。そういえば、恋愛というのはこんなにも狂おしいものだったんだなー、と。その辺を通してやっぱこの人の天才ぶりというか、変態っぷりを再確認せざるを得ない。その後の部分に関しては、オチを知っているということで最初読んだときの衝撃を再び得ることはできないが、隊長、奇崎の別離や、もう一つの救命ボートが出現したときの不穏さの描写は今読んでも新鮮だ。あの結末は(ネタバレするので具体的には言えない)、初めて読んだときは愕然とするものであったと思う。そしてそれは非常に象徴的なものだ。あ、生命編の書評書いてないや。スマソ…。
紙の本
巡り巡って…。いつかは…。
2001/11/23 01:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:LR45 - この投稿者のレビュー一覧を見る
短編二編からなる。この人の本の良さは自分で読んでみないとわからないので、あらすじ説明はしない。
二編とも、因果応報を、しかもかなり苛烈な因果応報をテーマにして書かれている。一人は異国の星で娶った妻の一族への残虐な仕打ちへの因果応報。もう一つは、自分が企画した殺人ゲームへの因果応報。
こう書くと、そんな話かと思うかも知れないが、それは一回読んでみてから判断してもらいたい。