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紙の本
テーマは2つの「自由」とのこと
2001/07/09 02:17
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投稿者:Fw: - この投稿者のレビュー一覧を見る
「さかなのf」
絶対的な「正しさ」「純粋さ」に無意識にこだわる鳥羽は、(外見的なものでなく)指の先まで「キレイ」な藤井たもつが一番嫌いなタイプだという。それは、期待を裏切られるのが怖かったのではないだろうか。しかし打てば響くように期待通りのキレイさを持っているたもつに、次第に興味を強くしていく。
作中のたもつの言葉、「見えない不幸」という言葉が心に残った。自分でも気付かないたぐいの不幸。でもそういうのが、一番つらくて不幸なんだ、と。
「自由になあれ」
「逃げ出すことと、何かに捕われることと、どっちが本当に自由なんだろう?」開放的な屋上で、悠二と真理亜と和希は意味もなく時間を潰す。でも屋上は逃げ道だ。いつのまにか怖いことから逃げるための場所になっていた。
人それぞれに自由がある。何にも捕われないことが自由なんかじゃ決してないのだと思った。でも、自由って、なんだろう。
この本の中で一番強く残る作品。表題にしてもよかったのでは? 長いし。
「明日が晴れたら」
シリーズ一作目『晴天なり。』の主人公、春子の「好きかもしれない」人についてのお話。彼女の友人達の恋愛感がそれぞれで、彼女達のストーリーも読んでみたい。