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紙の本
脳みそ系はたいへんだ!
2002/06/18 21:32
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡野義高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「アタマである 脳みそである わしははっきり言って神経症なのである こういうのを書くと 結構びっくりされてしまうらしいのだが 神経症なのは確かなので 仕方ないのである」
よく遊び、よく旅をし、よく飲む。
このマンガは藤臣さんの日常エッセイ・マンガだ。
藤臣さんは、アクティブといわれる。
台風のなか、富士山を一人で登ったり。
しょっちゅう、沖縄へ行ったり。
よく、飲みにいったり。
でも、じつは、家にこもって仕事をしているほうが多い、というのは意外だった。
でも、よく、考えてみれば、マンガを描くというのは、それくらいたいへんなのだ。
毎日遊びまわっていて、これだけの作品を描けるはずはないのである。
そして、藤臣さんは、インドアなだけでなく、神経症も患っている、という意外な一面がある。
神経症、というと特別な人、と思いがちだけれど、藤臣さんは、病院や薬と上手くつきあいながら、アクティブにマンガ家をやっている。
日本人だと、自分が神経症だということをなかなか認めたがらないので、治るものも治らない。
あまり、深刻に考えずに、とりあえず病院へ行ってみる、というのもいいかもしれない。
神経症を患いながらも、ばりばり仕事をして、元気に遊んでいる。
藤臣さんのような人を見ていると、自分も、もっと、前向きにいかなきゃ、と思える。
ただの能天気なポジティブ・シンキングとは、わけが違う。
説得力のある、前向きさ、なのだ。