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紙の本
雪埋み (アイスノベルズ)
著者 池戸 裕子 (著)
海外研修に行っていた、宮原の帰国。だが、久しぶりに顔を合わせた彼は、何故か恋人である真田を避けているようだ。真田の顔を見ると迷惑げな顔までする宮原に、日に日に不安を搔き立...
雪埋み (アイスノベルズ)
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商品説明
海外研修に行っていた、宮原の帰国。だが、久しぶりに顔を合わせた彼は、何故か恋人である真田を避けているようだ。真田の顔を見ると迷惑げな顔までする宮原に、日に日に不安を搔き立てられる…。【「TRC MARC」の商品解説】
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「好き」の一言がいえなくて
2001/05/27 11:47
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:miyagi aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
池戸裕子さんにしては珍しく「攻」が主人公。様々なことを考えすぎて単純に相手に「好き」と言えないでいる社会人二人のしっとりとしたお話。いい関係を築きながらもすれ違い続ける真田と宮原ですが、互いの立場や気持ちを思いやりつつも相手との距離を測りかねている様子に好感を持てました。
真田への自分の気持ちをはっきりさせた後に「とりあえずは友達に戻ろう」と言われた宮原が、とにかく健気で切ないです。実際こういうシーンを見たら相手を疑ってしまうだろう、という状況に置かれても一人で我慢して思い詰めている様子が本当にいじらしい。逆に真田の方はといえば、浮気するつもりなんてさらさらないのに誤解の種だけは与えまくって、「マズイかな?」と思ってもさして気に留めないあたりが非常になんというか。悪気はないくせにヒドイことをしている男という風にも見えました。まあ、ホントに悪気はないんですけどね……。