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商品説明
日本人には俳句的人間と短歌的人間の2つのタイプがある。前者は客観的で冷静、自己をも茶化す道化的精神の持主。後者は主観的、自己陶酔的、真面目。2つの文芸の特質を論じ分け、日本詩歌の本質を語るエッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
坪内 稔典
- 略歴
- 〈坪内稔典〉1944年愛知県生まれ。俳人。京都教育大学教授。「船団」代表。著書に「俳句のユーモア」など。
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紙の本
2000/9/3朝刊
2000/10/21 00:16
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投稿者:日本経済新聞 - この投稿者のレビュー一覧を見る
俳句的人間は客観的で冷静、短歌的人間は主観的で情熱的。例えば、前者は野村克也、後者は長嶋茂雄。俳人である著者はユニークな分析を加えている。では、著者自身はというと「俳句嫌いの短歌好き」だそうだ。本書は、そんな一風変わった俳人が、俳句と短歌の違いを様々な角度から考察した小論集だ。
短歌の革新を叫び、また近代俳句の創始者とされる正岡子規をはじめ、若山牧水、夏目漱石、森鴎外らを取り上げ、日本の近代詩歌の流れを解説。「機知(ウイット)」に富んだ話が次々と登場し、詩歌の面白みを教えてくれる。
(C) 日本経済新聞社 1997-2000