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商品説明
初学者から中級程度の人を対象に、財務会計の制度をわかりやすく解説。金融商品、外貨建をはじめ、キャッシュ・フロー計算書、退職給付会計、税効果会計など新会計基準を詳述した平成10年刊に次ぐ第3版。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
加古 宜士
- 略歴
- 〈加古宜士〉1937年愛知県生まれ。早稲田大学大学院商学研究科博士課程修了。早稲田大学教授。商学博士。著書に「物価変動会計論」、共編著に「リース取引会計基準詳解」がある。
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紙の本
グローバル化と会計制度
2001/03/21 17:39
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投稿者:法学セミナー - この投稿者のレビュー一覧を見る
従来、わが国の企業会計は先進諸外国と比較して、極めて不透明であると指摘されていた。益出しなどの決算の「お化粧」、子会社を使った利益操作・損失隠し、恣意的な会計処理などの例は枚挙にいとまはない。もっとも従来はこうした行為も我が国の会計実務上どこか許容されてきた感がある。
ところが経済活動の急激なグローバル化の波は、こうした日本のローカルスダンダードの慣行を一気に押し流そうとしている。
日本の会計制度がこれまでのように不透明であれば、海外の投資家は損失の危険を察知して投資を控えるであろうから、日本企業が資金調達の面で国際的に不利になり、外国企業との競争に破れ去ることになろう。経済のグローバル化は、否応無しに透明性の高い会計制度の導入を促す契機となっている。近時、国際会計基準の影響を受けて、金融商品の時価会計が導入され、有価証券報告書は連結中心となった。本書はこうした会計制度の変容を踏まえ、現在の会計制度を学ぶ手頃な入門書である。(C)日本評論社