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紙の本
短くとも流れ星の如き輝きを放った人生
2002/06/25 11:13
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投稿者:奥原 朝之 - この投稿者のレビュー一覧を見る
若干29歳という若さでこの世を去った棋士、村山聖の生涯を綴った物語である。
村山聖の生涯を綴った本として、先に聖の青春が出ている。
『聖の青春』と読み比べてみると面白い。本作品と『聖の青春』は基本的には同じストーリーである。しかし山本氏も独自に取材しているらしく、『聖の青春』に描かれていないエピソードなども出てくる。
山本おさむ氏の絵は、村山聖の人生を見事に描いている。村山聖が慟哭する場面や、北海道の旅の途中で牛の出産に立会い、そこで生きるということの意味を少し知るところなどは、山本氏の絵でないとこうも読者に訴えかけることは難しいのではないかと思わせる。
本作品は、山本おさむ氏の代表作となることは間違い無いだろう。