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商品説明
脳死臓器移植、原発、ダイオキシンなど大きな科学事件が相次いでいる。科学技術は私たちをどこに連れて行こうとしているのか。時評、対談などを通して、科学時代を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
小松 美彦
- 略歴
- 〈小松美彦〉1955年東京生まれ。東京大学大学院理学系研究科・科学史科学基礎論博士課程単位取得。東京水産大学共通講座助教授。著書に「死は共鳴する−脳死・臓器移植への深みへ」ほか。
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紙の本
脳死臓器移植,原発,ダイオキシンなど,科学技術の重い側面を真摯に見つめ,鋭くメスを入れる
2001/02/02 21:16
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投稿者:高山 博 - この投稿者のレビュー一覧を見る
複雑化する現代の科学技術。光と影を併せ持ち,人類に大きな課題を突き付ける。医療・原発・ダイオキシン,この21世紀に影を落としかねない。だからこそ,こうした問題を真っ正面から見据え,今後を考察する必要がある。関連書籍が多数,刊行されているが,本書は,医療問題を中心に,原発・ダイオキシンがもたらす影響,今後の処方箋(せん)を記述した科学論。1999年から2000年の上半期にかけての科学を取り巻く動きをフォローしている。著者の考え方を記し,また,識者との鼎談(ていだん)を通じ,物事の本質を見極めようとする。
大きく,2章で構成され,まず,科学技術の転換に向けてなすべきことを議論する。東海村での臨界事故,脳死臓器移植などを取り上げる。臓器を提供する側・提供される側の状況を眺め,「臓器移植法」施行,実施に際する一連の流れを追う。2章では事件として,科学技術を捉え,マスコミ報道の在り方を問い,巻末には1999年から2000年の上半期にかけての出来事を年表形式で掲載する。科学技術を真剣に考えた1冊である。
(C) ブッククレビュー社 2000