「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
人は愛するために自立する−。著者の心の海から拾い上げた、自立についての12のメッセージ。女性たちの今をパワフルに描いた、デビュー10周年書き下ろし記念エッセイ。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
谷村 志穂
- 略歴
- 〈谷村志穂〉1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒業。出版社勤務を経て執筆活動開始。著書に「結婚しないかもしれない症候群」「アクアリウムの鯨」「助教授ルリ子の恋」などがある。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
人はなぜ自立しなければならないのか?
2001/02/01 19:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:藤原ゆきえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「10年単位の誕生日は盛大に祝ってもらおう」。これは、本著の12章目のタイトルである。私が、初めてこの本のページをめくった時、偶然にも10年単位の誕生日を大好きな友人に盛大に祝ってもらった直後、正確にいえば、「誕生祝い温泉の旅」の帰りの電車の中だった。「よくここまで、生きてこられたものだ、こんなに素敵な友達がいてくれるし、これからも頑張ろう!」などと感慨にふけっていた時だったのだ。そして、読み進めていくうちに、私の生き方もまんざらではないなと思えてきた。
自立とはスケジュールをたてること、そしてそれを実現させること。そのためには、強い意志が必要だ。かといって意志だけでは目標に到達するのはなかなか難しい。誰かの助けが必要となる。10年単位の誕生日というのは、人生のスケジュールをたてる絶好のチャンスであり、またそれを支えてくれる友達がどれくらいいるかを確かめることができる時でもある。自分の意志でしっかり歩んできた10年間はどうだったか?どんな人間関係が築けたのか?確かに、立ち止まって考えるには良い機会なのだと思う。
30代後半の著者が投げかける、自立についての問いかけは、現代の日本社会がかかえている様々な問題に直結するところもあり、一章ごとに考えるネタを提供してくれる。そういう点では、年代、性別を越えて読んでもらいたい本だ。
著者は、人を愛し、愛されるためには自立しなければならないと力説する。さて、読んだ後、あなたは本当に自立できていると胸を張っていえるだろうか?
著者の谷村志穂さんインタビューはこちら