「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:小学生
- 発行年月:2000.11
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:20cm/175p
- 利用対象:小学生
- ISBN:4-591-06625-8
紙の本
マディソン通りの少女たち 1 マーガレットとメイゾン (ポプラ・ウイング・ブックス)
著者 ジャクリーン・ウッドソン (作),さくま ゆみこ (訳),沢田 としき (絵)
わたしはマーガレット・トーリー。メイゾンとは「永遠に親友」と誓った仲。いつだって、二人は一緒…。ニューヨークの少女達がたくましく成長する様子を生き生きと描いた三部作の第一...
マディソン通りの少女たち 1 マーガレットとメイゾン (ポプラ・ウイング・ブックス)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
わたしはマーガレット・トーリー。メイゾンとは「永遠に親友」と誓った仲。いつだって、二人は一緒…。ニューヨークの少女達がたくましく成長する様子を生き生きと描いた三部作の第一弾。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ジャクリーン・ウッドソン
- 略歴
- 〈ウッドソン〉1964年アメリカのオハイオ州生まれ。90年に自らの思い出をもとに書いた「マーガレットとメイゾン」でデビュー。著書「レーナ」でコレッタ・スコット・キング賞の銀賞受賞。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
マディソン通りの少女たち1
2002/05/18 20:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かけだし読書レビュアー - この投稿者のレビュー一覧を見る
十一歳の少女マーガレットを突然襲った父の死、そして親友との別れ……。
ニューヨークのマディソン通りを舞台に繰り広げられる二人の黒人少女の友
情物語。
マディソン通りの少女たちといったシリーズ三部作の第一弾。この一作目の
主人公はマーガレット。心臓を患う父を持ち、母は仕事に忙しく、いつもは
幼い弟の世話をしているのですが、そんな彼女の心の支えとなっていたのが、
活発な親友メイゾン。
特にこの巻で印象に残ったのは、「友だちでいるっていうのは、思ったより
むずかしい場合もあるのさ。わたしらの仲間はこういってたよ。友だちって
のは、そばにいてほしいときと、いてほしくないときが、わかってる人のこ
とだってね。」と語るメイスンのおばあちゃんの台詞。また、突然襲った父
の死に嘆くマーガレットに対するメイスンの言葉も心に残りました。後は父
の死、メイゾンとの別れの後に、マーガレットが書いた詩の内容。
特に派手な要素はありませんが、マディソン通りに住む隣人たちとのふれあ
いや、思春期特有の心の揺れが丁寧に描かれた作品です。
紙の本
あたしたちは世界一の親友です。あたしたちはお互いに大好きです。
2000/11/28 14:58
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ここはニューヨーク、マディソン通り。アパートのポーチにはいつも、何でも見とおせるデルさんやハティがいる。あたし、マーガレットとメイゾンは「永遠に親友」と誓い合った仲。でも、利発で流行でもなんでも知っているメイゾンは、コネティカット州の私立学園の試験に合格。あたしは弟のちびジェイの世話に追われるばかり。
この夏はひどかった。パパは亡くなり、メイゾンは寄宿学校へ。先生は容赦なくあたしだけに宿題を出す。「明日までに夏休のことを書いていらっしゃい」と。あたしはふいに書きたいことがうかんできた。『わたしのペンは、もう書けない』。亡きパパをしのぶ一連の詩が。
毎日が何事もなく何の変わりもなく過ぎて行くようで、そのくせ少しずつ変化している。ふつうの少女たちはふつうの中に埋もれているけれど、ひとりひとりが自分史の主人公。わが身に降りかかる出来事はみな劇的。「少女」と一くくりにされ、世間では軽視されるような小さな存在でも、彼らはすべて自立したたくましい人間であろうと努める。それを助ける周りの大人たち。
友だちっていうのは、そばにいて欲しい時と、いて欲しくない時とがわかっている人のこと。 マーガレットとメイゾンとの友情を縦糸に、マディソン通りのドラマがここに開幕した。2部、3部の展開が楽しみ。