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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.11
- 出版社: 海文堂出版
- サイズ:21cm/166p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-303-73350-4
紙の本
コンピュータ・トレーナー実践ガイド わかりやすく効果的なトレーニングのために コンピュータに強い人から教える人へステップアップ
コンピュータを教える立場の人を対象に、ポイントをついた覚えやすい教育の方法を紹介。ビジネス現場をベースにした事例をあげ、そこに示した問題への対応を考えながらトレーニングの...
コンピュータ・トレーナー実践ガイド わかりやすく効果的なトレーニングのために コンピュータに強い人から教える人へステップアップ
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商品説明
コンピュータを教える立場の人を対象に、ポイントをついた覚えやすい教育の方法を紹介。ビジネス現場をベースにした事例をあげ、そこに示した問題への対応を考えながらトレーニングの具体的な方法を解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
編集者コメント
2004/05/27 03:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岩本登志雄 - この投稿者のレビュー一覧を見る
コンピュータに限らず、何かあることに詳しいからといって、必ずしもその知識を人に上手に教えられるわけではないでしょう。本書は、企業で、学校で、コンピュータを教える立場にある、あるいはなってしまった、すべての人に、わかりやすく効果的なトレーニングを行うための実践的なノウハウ(何を教えるか、どのように教えるか、どのようにして教育の成果を知るか)を、教育工学や認知科学の知見を踏まえて、わかりやすく、具体的に、そして簡潔に解説しています。
【訳者紹介】
関 友作(せき ゆうさく)
1964年生まれ
一橋大学社会学部卒業、企業勤務を経て
東京工業大学大学院 システム科学専攻修了 博士(学術)
執筆時:茨城大学教育学部 知識経営講座 助教授
専門は教育工学・テクニカルコミュニケーション
【目次】
第1部 人とコンピュータを結ぶ
[1]本書の目的
[2]コンピュータ・トレーニングの全体図
第2部 何を教えるか
[3]学習者を知る
[4]システムの使いやすさを知る
[5]業務環境を知る
第3部 どのように教えるか
[6]教育方法を考える
[7]教材を考える
第4部 どのように評価するか
[8]教育を評価する
[9]学習を評価する
【詳細情報】
より詳しい内容・目次については
http://www.kaibundo.jp/syousai/ISBN4-303-73350-4.htm
でご覧いただけます。
紙の本
企業におけるIT教育の現場で悪戦苦闘している「コンピュータ・トレーナー」のための実践的な指導書
2000/12/28 12:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大原 里麻子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
企業がIT化を進めるためのユーザー教育の現場では,実にさまざまな問題に直面する。受講者のレベルがばらついており個々の対象者のレベルに合わせるのが難しい,システムそのものがそもそも使いづらくできておりインストラクタでさえ使いこなせない,受講者の中にシステムへの嫌悪感を抱く人もいる——などだ。それでも企業はIT革命に乗り遅れないためにユーザー教育を推進しなければならない。それも,多くの時間と手間ひまをかけずにである。本書はこのようなユーザー教育の現場に立たされ悪戦苦闘している「コンピュータ・トレーナー」のための実践的な指導書である。同時に,企業における教育・研修計画を企画し実施する立場の人々にも必要な知識が濃縮されている。
何より特徴的なのは事例が豊富なことだ。「ある製薬会社では327人の営業員に,ノートパソコンを携帯させ,どこででも事務処理ができるようにして,事務作業の停滞を解消することを計画し,全営業員にデータベースソフトの使い方について研修することになった。ただし営業員は貴重な業務時間を割くのだから研修は効率的に行わなければならない」,「ある書店では全国への事業展開を進める中で書籍の在庫管理が大きな問題になり,旧式の在庫管理システムを交換しようとしていた。しかし,システムのトレーニング担当者は少なく,教室で教える時間を最小限にしなければならなかった」,「ある会社では5人の役員に電子メールシステムの基本を教え,秘書の手を借りずともメールの送信,受信,印刷ができるようにすることにしたが,彼らは多忙なので使える時間は2時間だけである」——。
どの企業も多かれ少なかれIT教育を短い時間で,効果的に実施しなければならないという課題に直面している。さまざまな課題をどのようにクリアして,最も効果的な教育研修を実施するのか,本書が示す指針には1つ1つうなずかされる。
日本全体が世界規模のIT化の潮流に取り残されるのではないかという不安感もあり,IT教育の必要性については声高に叫ばれているが,企業が事業戦略の中でIT教育研修を推し進めている例は非常に少ない。具体的な行動に踏み出すことを躊躇している理由の1つは,どのように教育研修を進めて行くか,研修の効果をどのように評価するかという方法論が見えていないことである。このような暗闇状態から一歩でも踏み出そうとする人たちは本書を読むことによって必ずや勇気づけられることだろう。
(C) ブッククレビュー社 2000