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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2000.11
- 出版社: 平凡社
- サイズ:21cm/654p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-582-54230-1
- 国内送料無料
紙の本
日本の野鳥590 A photographic guide to the birds of Japan
未公認種68種を含め、現時点で確認されている日本産鳥類・594種の写真図鑑。分布・生息環境・特徴・声・亜種・類似種との識別・世界の分布図など詳細なデータとオールカラー写真...
日本の野鳥590 A photographic guide to the birds of Japan
紙の本 |
セット商品 |
- 税込価格:28,710円(261pt)
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商品説明
未公認種68種を含め、現時点で確認されている日本産鳥類・594種の写真図鑑。分布・生息環境・特徴・声・亜種・類似種との識別・世界の分布図など詳細なデータとオールカラー写真で解説する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
真木 広造
- 略歴
- 〈真木広造〉野鳥写真家。著書に「日本の鷲鷹」など。
〈大西敏一〉(株)野生生物保全研究所上席主任研究員。日本野鳥の会大阪支部研究部幹事。
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紙の本
掲載種類最多も良し悪し
2001/02/07 10:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:岡埜謙一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
書店で野鳥図鑑が並んでいる棚を見ると、タイトルに数を表記しているものが目につく。本書はその中で一番の数を誇る(?)ものだ。いま新しく野鳥図鑑を企画するとなると、
(1)とにかく多くの種類を掲載し、情報量もできるだけ多くする。
(2)掲載する種類を抑えて1種類あたりの情報量を多くし、携帯性も考慮。
(3)携帯して素早く検索するため情報量は必要最小限に抑え、識別しやすさを工夫する。 本書はこの中では(1)に該当する内容で、掲載された種類は、外来種、今後記録される可能性がある種含めると、実数は641種類。現時点では掲載種類が一番多い。また写真はすべて真木さんが撮影したものだ。ひとりで594種類撮影というのは、これはもう快挙としかいいようがない。しかも真木さんは、迷鳥や旅鳥など、国内で撮影する機会のなかった鳥を外国まで追いかけて撮影しているのだ。彼ははまだ34歳。短期間によくもこれだけの野鳥を撮影できたものだ。なにしろ相手は生きものだ。そこに行けば必ず撮影できるというものではない。すばらしい幸運にも恵まれた希有な人だ。なお写真に付けられた解説は、個々の特徴に重点が置かれているが、限られたスペースに要点がぎっしりと詰め込まれているため、初心者にはちょっとわかりにくいのが残念だ。このほか類似種との識別も丁寧に解説されているが、生態についてはスペースの関係もあってか触れられていない。
掲載された野鳥の中には「きわめてまれな迷鳥」というのがかなりの数入っている。本書の帯には「現時点で確認されている日本産鳥類594種類」と書かれているが、過去に1回だけ、あるいは数回記録された迷鳥まで日本産鳥類と言い切ってしまうのは牽強付会にすぎるし、誤解を招く言い方だと思う。もちろん本書の価値を損なうものではないにせよ、このコピーを見ていささかがっかりしてしまった。これらは日本産鳥類としての枠から外し、「過去に記録された迷鳥」とでもして、まとめて別枠で扱うべきではなかろうか。たとえばシャチやクジラなどが日本の海岸に迷い込むことがしばしばあるが、誰もそれらを日本産哺乳類として扱うことはないのだから。
著者略歴
真木広造(まき ひろぞう)/1966年、山形県生まれ。山形県立寒河江高等学校卒業後、野鳥撮影を始める。1985年に野鳥写真家として独立。主な著書に、「みちのくの野鳥」(山形放送)、「日本の鷲鷹」(平凡社)など。
大西敏一(おおにし としかず)/近畿大学農学部卒業。中学時代から野鳥観察を始め、現在はムシクイ類の分類、社会構造、野外識別に興味を持って観察している。また、(株)野生生物保全研究所にて、主に鳥類の自然環境コンサルティングや調査研究に従事。