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紙の本
束縛のガーディアン (リーフノベルズ)
著者 水島 忍 (著)
穂坂郁哉とその専属ボディーガードの高階伊吹。理事長をしている穂坂の母親の命令で、日夜学園のささいな悪の芽を摘んでいる。そんなある日、なぜか高階が穂坂によそよそしい…。学園...
束縛のガーディアン (リーフノベルズ)
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商品説明
穂坂郁哉とその専属ボディーガードの高階伊吹。理事長をしている穂坂の母親の命令で、日夜学園のささいな悪の芽を摘んでいる。そんなある日、なぜか高階が穂坂によそよそしい…。学園ラブバトル。【「TRC MARC」の商品解説】
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まずまずの後味……でもちょっと心残りも。
2007/02/27 16:13
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hamushi - この投稿者のレビュー一覧を見る
学園モノで、主従関係風味もあり、しかもサスペンス要素もあるという、盛りだくさんで退屈しないお話でした。
主人公の郁哉に器の大きさの片鱗を感じさせるところが多々あって、ボディガードとして彼を守り続ける伊吹とのバランスもよく、それがお話の魅力になっていると思いました。
このジャンルのお話では、時々、カップルの一方がやたらと幼稚で無能だったり、可愛いだけのわがまま人間だったりすることがあります。そういう作品を読むと、なんだか「守ってあげたい女の子」のステレオタイプを、妙な具合に劣化させて見せつけられるような気分になって、後味がよくないのですが、このお話はそういうことはなく、いささか主従めいていてはいても、ちゃんとまっとうな心のつながりを培ってきた二人であるので、後味に不安を感じることなく、ストーリーを楽しめます(なんだか妙な感想ですが…)。
ちょっと心残りなのは、彼らの学園を揺るがし、傷害事件にまで発展したトラブルに関わっていた、郁哉の叔父と従兄弟の「その後」です。私利私欲と保身のみを優先した彼らの責任がはっきり追及されることなく、それ相応の報いをうけたかどうかがわからないままお話が終わったのは残念でしたが、いずれ大人になった郁哉と息吹が何らかの形で始末をつけることになるのかなと想像して、それで納得することにしておきます。