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電力会社を九つに割った男 民営化の鬼、松永安左ヱ門 (講談社文庫)
電力会社を九つに割った男 民営化の鬼、松永安左ヱ門
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紙の本
小泉首相が首相になる前にあとがきを書いている本
2002/07/23 23:05
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投稿者:ばんばん - この投稿者のレビュー一覧を見る
電力の鬼と言われ、電力会社9分割という現在に残る大事業を成し遂げた男、松永安左ヱ門。しかも、政府、民間の猛反対を受けてそのような大事業に取り組んだ時の年齢は77歳と聞いて2回驚いた。高齢化社会と言うが、高齢者をうまく使わねば損だなあとつくづく思った。
しかしこのじいさんは、素直に感情移入するには大きすぎて、なじめない。
福沢諭吉の息吹に触れ、戦中はいったん全てから身を引き、97歳まで自分の道を貫くこととなるが、幾多の敵も作り、とても人格的にも円満でとはいいがたい。しかし、そういった中にも魅力があるからこそ、そのような大きな仕事も成し遂げることが出来たのであろう。
過ぎ去った人だけに、少し美化されているのかもしれないが、とても現在の日本に、ここまで先のことを考え、行動している人はいないかもしれないなと、不安な気持ちになった。