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紙の本
遺伝学の発展についてかなり詳しく、しかも詳しすぎず、全体像が把握できるように、解説
2003/06/06 16:40
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投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
元のハードカバーは1998年発行で十年以上前の本であるが、内容は古くなっていない。遺伝学の発展についてかなり詳しく、しかも詳しすぎず、全体像が把握できるように、解説してある。ダーィンやメンデル以前から、DNAについてまで、特に遺伝子の正体と構造、機能の究明の過程が、興味深く述べられている。
まえがきに次のように書いてある。
私は、生命現象のもっとも基本となるところを、誰にでもわかるようにていねいに説いた本を書くことを、長い間夢見てきました。この本に書いたことは現在の生命科学の幹となる部分です。生命について知りたいと思った人がいつでも読めるように、生命科学への扉を開く寿命の長い本であることを意図して書きました。
著者の意図は達成せられている。