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商品説明
ドロー系のソフトの王様「Illustrator」を易しく解説。アートワークや、ロゴ作成テクニック、ウェブ機能などを実際の画面写真を使って説明した分かりやすい構成。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
初心者にわかりやすい
2001/01/10 17:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:emis - この投稿者のレビュー一覧を見る
上の近藤さんの書評を参考に買いました。
今までIllustratorというと、使いこなせたら面白そうだとは思いながらベジェ曲線がうまく扱えなくて、その時点でとりあえず「保留!」って言う感じでした。
何冊か関連の本も見たりしたんですが、なんだか難しそうだし私程度の初心者が「見栄え良くカンタンに」使ってみたいというのには向いていなかったようです。
この本は「きれな曲線を書くコツ」から、誕生カードの作り方、DTPとしてフリーペーパーを作るところまで網羅されているので、とりあえずこれ一冊あったらなんとかなりそうと思われます。このあたりを見ても、ちょっとパソコンが出来るお母さんとかをターゲットにしているかと思われ実用的です。
本全体のデザインがかわいいところも、とっつきやすくて嬉しいところだと思いました。
紙の本
図形や文字の入力・編集からWeb素材の作成まで。基本から中級までを丁寧に教えてくれる本。
2000/12/28 15:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:近藤龍太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
イラストレータといえば、幾何学的な図形や関数曲線を使って作図するソフトとして、プロの間では定番となっているソフトだ。何のプロかと言えば、印刷・DTPのデザイン分野である。もともとイラストレータは、こうした分野の人たちをターゲットにしたソフトだった。たとえば、カラーの指定にしても、一般のソフトはRGBで指定するのが普通だが、このソフトでは印刷でおなじみのCMYKで指定するのが標準だった。イラストレータという名前からすると、フリーハンドでマンガのような絵を描く手描きのソフトを連想しがちだが、実際にはベジエ曲線を駆使して図形を描くので、CADに近いプロのツールであるといえる。
というわけだから、本書のように、「描ける! 遊べる! 楽しめる!」といったノリの解説書は、たぶん初めてなのではないかと思われる。内容的には、べつに遊びの要素があるわけではなく、まっとうな初心者向けの解説書だ。
どうしてこんな書籍が企画されたのかと考えてみると、イラストレータがWebデザインツールとしても注目されてきているからだと思われる。現在はまだWeb上ではビットマップグラフィックスが主流だが、近い将来は、データ量が少なくて軽いイラストレータのようなドローイングデータが台頭すると考えられているのだ。本書では、9.0で対応した「Web素材の作成」に一章割いている。
このソフトの場合、(いろいろな事情によって、他のソフトよりも)新しいバージョンを使う頻度が低いように思われる。現在のバージョンは9.0だが、実際に「バージョン5.5で作って欲しい」という依頼だってまだあるくらいなのだ。本書は“7.0/8.0/9.0対応”とうたっているが、これは実際に使われるバージョンにバラツキがあることを反映しているのだろう。なかなか、的を射た企画であるといえる。さすがに、基本的な操作に大きな違いのある5.5以前はカバーできなかったようだが。
このソフトの解説書といえば、プロ向けのものが多いのはやむを得ないところだろう。けれども、そういう本は図形の入力方法やカラーの指定方法などについて懇切丁寧に解説してくれないものが多い。基本的な操作に多くのページを割いては、専門的な事柄に多くのページが割けなくなるからだ。つまり、本当に入門的な本は少ないということなのだ。ところが、プロのツールといっても、初めて使う場合もあるし、仕事を手伝ってもらおうと思って、初歩的な使い方の手ほどきをするといったケースは意外に多いものだ。
本書は、そんなケースにピッタリの入門書であると言えるだろう。 (bk1ブックナビゲーター:近藤龍太郎/電脳評論家 2001.01.04)