「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
『答え』はない
2002/07/13 17:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あさの - この投稿者のレビュー一覧を見る
さまざまなトリックはあるが、観客(読者)は肝心のショーを見ることができない。
設計図だけを見せられて、決して観客として舞台を見られないような、そんな気がするファンタジー。
結局のところ、『答え』を小説に探してはならないのだ。自分で歩くこと、自分で、自分が閉じ込めた『自分』を見つけること。
ブルーは結局、どこにもいなかったんじゃないか。最初から最後まで、すべてが、主人公がブルーという、『少年の日』に閉じ込めた自分を探し続けていたような、『青』という、ミシガン湖から始まり、やがて富士の裾野に続く色の中に、閉じ込めた自分と向き合っていた記録のような、そんな気がする。