サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 未評価 1件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.2
  • 出版社: 日本放送出版協会
  • サイズ:16cm/306p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-14-084132-X

紙の本

森の回廊 下 (NHKライブラリー)

著者 吉田 敏浩 (著)

【大宅壮一ノンフィクション賞(第27回)】前線を越え行軍の途上で出会う山の民は、焼畑を糧に、森羅万象に宿る精霊を畏敬し、息を潜めて生きていた。複雑な歴史背景と風土に生きる...

もっと見る

森の回廊 下 (NHKライブラリー)

税込 1,067 9pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

【大宅壮一ノンフィクション賞(第27回)】前線を越え行軍の途上で出会う山の民は、焼畑を糧に、森羅万象に宿る精霊を畏敬し、息を潜めて生きていた。複雑な歴史背景と風土に生きる人々の生と死の記録。第27回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。1995年刊の再刊。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

吉田 敏浩

略歴
〈吉田敏浩〉1957年大分県生まれ。明治大学文学部卒業。フリーのジャーナリスト集団「アジアプレス・インターナショナル」に所属。著書に「宇宙樹の森」「北ビルマ、いのちの根をたずねて」など。

関連キーワード

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

みんなのレビュー1件

みんなの評価0.0

評価内訳

  • 星 5 (0件)
  • 星 4 (0件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

ビルマ(ミャンマー)辺境に生きる山の民の生活を、ゲリラに参加しながら見つめたノンフィクション。

2001/04/09 18:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:挾本佳代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ビルマ(ミャンマー)という国はあまり馴染みのない国だった。仏教に篤い国であるということぐらいは知っている。最近ではスーチー女史の活躍で政情が穏やかではないことも知っている。けれど、この国に生きている普通の人々の暮らしはほとんど伝えられてこない。まして、山岳地に住み、焼畑農業を行っている人たちの暮らしは、調査を行う文化人類学者か、ルポルタージュを書くためにそこに分け入った人でない限り、実際のところは目にすることはできない。
 本書の著者・吉田敏浩氏は後者のジャーナリストである。彼は1985年から1988年にかけてビルマ北部のカチン州とシャン州に取材で入った。ビルマは1989年に、国名をミャンマーというビルマ語での呼称に変えているが、吉田氏がこの地に足を踏み入れた時はビルマという呼称だったから、本書では国名がビルマで通されている。吉田氏は、1996年にこの『森の回廊』で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞している。本書はそれに、新たに「あとがき」を加え再版されたものである。

 著者は単に旅行者としてビルマに入ったのではない。彼はビルマという国を、ビルマ人だけで優位に押し進めようとする国家として見ようとはしなかった。彼は当時、中央集権国家体制に対して自治権を求めるために戦火を交えていた、少数民族から成るゲリラ組織に加わり、ビルマという国の抱える問題を直に捉えようとした。というのも、著者は、祖先から営々と受け継いできた文化と生活様式を守ろうとする人々に共感したからだ。アジアの一角にはこのような人々がいるという事実を深く記すことを、彼は自らの使命にしたといっても過言ではないだろう。
 ゲリラ戦は常に行われているわけではない。野営生活を長く続けることの方が多かったという。そのため、ゲリラたちと話をする機会が多かった著者は、ビルマ軍が第二次世界大戦中に日本人が中国に対して行った破壊作戦を手本にしていることを知らされた。この破壊作戦は有名な「三光作戦」だ。殺光(殺しつくす)、焼光(焼きつくす)、搶光(奪いつくす)——この残虐な3つの行為がビルマでも行われていた。著者は打ちひしがれた。しかし老革命家の言葉に励まされた。「真実を記録して、日本の人たちに伝えてくれたまえ。……日本人は、多様な民族が住むこの国の複雑な現実をよくわかっていないみたいだからね」。著者のジャーナリストとしての魂をより強靱なものにしたのが、この時に抱いた言葉にならない憤りと悔しさだった。ここが本書で最も重要な部分だ。

 ゲリラは山岳部にも分け入る。どちらかというと山岳部での活動がメインになるといってもいいのかもしれない。そのため、ビルマ北部の山岳部で行われている焼畑農業を営む人々の暮らしが著者の目を通して語られている。普通、人類学者の調査でしか読むことのできない焼畑農業が記録されているのが興味深かった。4月下旬から5月中旬にかけて、陸稲を主として、粟やトウモロコシなどの種まきをする。6月の雨期は草取り。9月下旬に早稲が実り、11月に陸稲の収穫を迎える。12、1月は農閑期で、狩りや魚獲りを行う。人々の1年の暮らしは、焼畑の循環とともに行われている。この土地に根ざした人々の暮らしは、明らかにビルマ人優位の中央集権的な支配体制とは相容れないものである。ゲリラ戦と焼畑農業のコントラストがそれを際だたせている。 (bk1ブックナビゲーター:挾本佳代/法政大学兼任講師 2001.04.10)

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。