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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2001.5
- 出版社: 河出書房新社
- サイズ:20cm/210,44p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-309-24245-6
紙の本
リナックスの革命 ハッカー倫理とネット社会の精神
著者 ペッカ・ヒマネン (著),安原 和見 (訳),山形 浩生 (訳)
「楽しくなくちゃ、仕事じゃない」という価値観をもって発展してきたリナックス=「ハッカーたち」。リナックスに代表されるオープンソースの思想を軸に、ハッカー倫理とポスト資本主...
リナックスの革命 ハッカー倫理とネット社会の精神
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商品説明
「楽しくなくちゃ、仕事じゃない」という価値観をもって発展してきたリナックス=「ハッカーたち」。リナックスに代表されるオープンソースの思想を軸に、ハッカー倫理とポスト資本主義の精神を徹底分析。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
ペッカ・ヒマネン
- 略歴
- 〈ヒマネン〉1973年フィンランド生まれ。20歳でヘルシンキ大学哲学博士号取得。ヘルシンキ大学教授、カリフォルニア大学バークレー校客員教授。
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紙の本
2001/08/01
2001/07/12 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:日経Linux - この投稿者のレビュー一覧を見る
近代以降の資本主義社会の労働倫理である,マックス・ウェーバーの「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」とは異なる,ネット時代のハッカーたちの労働倫理観を語る。金銭を稼ぐことを副次的欲求とし,「情熱を傾けられる楽しいこと」こそ仕事の第1の条件とするのが,ハッカーたちの新しい倫理観だ。プロローグ「ハッカーたちのかんどころ あるいはリーナスの法則」を,リーナス・トーバルズ氏が執筆。
Copyright (c)1998-2001 Nikkei Business Publications, Inc. All Rights Reserved.
紙の本
訳者の一人のコメント
2001/04/24 12:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:山形浩生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
上の目次では、マニュエル・カステルによるエピローグがぬけています。この本の一つの価値は、情報と都市に関する非常に有力な研究者であるカステルが、大著「情報時代」を一般向けにまとめなおしたこのエピローグにもあります。カステルの初の一般向け文章、でしょう。
(編集部注)「上の目次」は当初、出版社の販促資料より転載いたしましたが、ご指摘を受け後日入手したゲラを確認し、修正を行いました。(2001年5月14日)
ただしそのために、ふだんは晦渋な文章が隠している彼のダメなところがあらわになってしまっています。「遺伝子組み替えとwebのリンクは、どちらも情報の組み替えだから情報時代の基礎技術だ」といったレベルのちがう話をごちゃまぜにする議論が百出。さらに、ハイテク株の暴落でつらくなった部分も多々あります。
あと本文は、新しい倫理の存在は示せています。その部分はおもしろい。ただしそれがなぜ存在するのか、今後どうなるのか、という考察は欠けています。それは著者の、今後の課題になるでしょう。
紙の本
●もくじ
2001/03/28 14:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめに
ハッカーのかんどころ あるいはリーヌスの法則 by リーヌス・トーヴァルズ
リーヌスの法則 ハッカーたち
第一部 楽しくなくっちゃ、仕事じゃない——あなたは何のためにはたらくか?
働くことの意味——労働倫理
第一章 ハッカーの労働倫理
人生の目的 情熱的な人生
第二章 時は金なりと言うけれど……
「時は金なり」 時間の最適化 日曜日の金曜日化 フレキシブルな時間
金曜日の日曜日化 創造力のリズム
第二部 人生の目的は、お金だけじゃない——あなたにとってお金とは何か?
お金の意味——金銭倫理
ハッカーたちは自分のリズムで仕事の時間を生む
お金にどんな価値があるのか?
第三章 動機としての金銭 資本主義的ハッカー
自由市場【ルビ/フリーマーケット】経済
第四章 アカデメイアと修道院
オープンモデル アカデメイアと修道院 ハッカーの学習モデル
ネット・アカデミー 社会モデル
第三部 プライバシー、表現の自由——ネットワーク社会のルールとは何か?
ネット倫理【ルビ/ネティック】
第五章 ネチケットからネット倫理【ルビ/ネティック】へ
ネチケットとネット倫理
言論の自由——コソボの場合
プライバシーか、電子的全知か
バーチャルリアリティー
第六章 情報主義の精神
自己プログラミング可能な労働者
自己啓発の七つの習慣 情報主義の精神 ネットワークの倫理
コンピューターの倫理 思いやり
結論 ハッカー倫理の七つの価値観
第七章 安息
ハッカー倫理の七つの価値観 プロテスタント創世記
エピローグ 情報主義とネットワーク社会──マニュエル・カステル
付録 電脳ハッカー道小史
訳者あとがき
原注
参考文献
紙の本
ハッカーの価値観を分析
2001/10/19 23:32
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投稿者:ちーたま - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題に近いのはサブタイトルの「ハッカー倫理とネット社会の精神」のほう。ビジネス書というよりはむしろ学術書で、ハッカーの仕事の進め方がうまくいくのはなぜかを解き明かしている。リーナス・トーバルズがプロローグを書いているが、これはわずか6ページにすぎず、彼の文章を読みたいだけというならおすすめはできない。