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商品説明
医療の援助協力に関わる社会現象を多角的に考究し、村落でのフィールドワークとグローバル化する国際保健研究を総合する。臨床=応用人類学のフロンティア。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
医療の援助協力のあり方を示し,中央アメリカを例に,国際保健研究の成果を解説した意欲作
2001/05/10 22:18
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投稿者:高山 博 - この投稿者のレビュー一覧を見る
国際協力への関心が高まる中,近年では具体的な事例を基にした研究が行われるようになった。本書も中央アメリカにおける医療援助をケーススタディーに,国際保健・医療活動の方向性を解説した実践書。タイトルだけでは人文・社会科学系のイメージを抱くが,著者は1980年代後半に,ホンジュラス共和国で医療活動に従事した経験を持つ専門家。異文化に接し,医療に対する捉え方が違う点に興味を抱き,地域住民に受け入れられる医療を目指す。医学的な面と文化的な背景に眼差しを向け,医療人類学を紹介する。医療関係者をはじめ,国際協力,広くラテンアメリカに興味ある人に一読を薦める。
その地域独特の医療と西洋医学の融合,人々の健康に対する捉え方など,十数年の研究成果を踏まえ,実践に即した行動を模索する。医療人類学と国際保健,その社会に応じた医療と制度について考察。土着医療の姿,西洋医学の位置付け,食生活を考慮に入れた保健活動,疾患に対する見方と対処法を論述し,保健活動を根付かせるための諸策を探る。
(C) ブックレビュー社 2000-2001