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紙の本
目覚しい成長が見られた
2001/06/12 22:44
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投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ第1作目と比べると、一気に成長したように思える。これから先がかなり楽しみな作家となった。
家でも学校でも居場所のない高校生拓也の周りで、不可解な事件が連発する。次々と起こる不幸は拓也のせいだという噂から、拓也はさらに孤独を深め、そして怪現象は活発化する。そこにサイコダイバーの凛と紅美が絡んでいく。
第1作目ではキャラクターが上手く描ききれていないと思わされたが、今回は一気にその点を克服したように思える。もちろんまだ多少難点があるとは思えるが、それでも凛などの主要キャラの魅力も増し、充分楽しめるレベルまで上がっている。また、今回の中心となった拓也の追い詰められている心情も、なかなか上手く書けているのではないかと思う。前作ではラストが少々上手くいき過ぎている感があったが、今回のラストはその点も克服している。ある意味よりリアルな展開ではないだろうか。
なんにしても、二作目でここまで成長するとは思わなかった。こうなると、今後もどんどん発展していくのではないかと楽しみにさせられる。