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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.6
  • 出版社: リーフ出版
  • レーベル: リーフノベルズ
  • サイズ:19cm/235p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-434-00889-7
新書

紙の本

愛をもらって (リーフノベルズ)

著者 ふゆの 仁子 (著)

ホストの加賀は、行きつけのバーで、その店のオーナー・羽村と出会う。自分の職業を「金のためならなんでもする」と評された加賀は、売り言葉に買い言葉で、プロのホストとして彼を接...

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愛をもらって (リーフノベルズ)

税込 935 8pt

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商品説明

ホストの加賀は、行きつけのバーで、その店のオーナー・羽村と出会う。自分の職業を「金のためならなんでもする」と評された加賀は、売り言葉に買い言葉で、プロのホストとして彼を接待しその言葉を撤回させる約束をするが…。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー3件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (2件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

売り言葉に買い言葉で客と寝てしまったホストがいつしか本気に…。

2002/01/10 12:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:kaede - この投稿者のレビュー一覧を見る

 憧れのホストのようになりたいという気持ちから、どこか自分に合わない枠でホストという仕事に向き合っていたことを羽村に指摘され、買われたホストの意地から身体を合わせるうちに、胸中に複雑な感情が生まれてしまう。一緒にいるのが楽しくもあり、金を通した客とホストという関係でしかないという現実を感じるせつなさ。羽村の言葉のおかげで新たなるホストへの自分のスタンスをみつけた加賀は、羽村に感謝しつつも、羽村の隠された事実にショックを隠しきれない。

 せつなさ度的には、設定からうかがえるほど高くはないのだけれど、もしかしたら羽村と、客として以外の関係を築ける日がくるのではないかと望むけれど、そんな日はくるはずがないのだと思い知るときの、どこかあきらめを知っているような大人の落胆振りがよかった。
 また、羽村の、口悪く事実を突きつけながらも強引過ぎず、それでいて余裕ぶっているわけでもない、微妙なキャラ像にも好感が持てた。

 細かく見ると少し物足りないような部分もあるものの、全体的にはキャラに好感が持てて気に入った。ただ、本編の「愛をあげるよ」の方では加賀は酷い役で出ていたらしいので、あちらを先に読んでいたらまた違った感想になったかな? と気になるところ。

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紙の本

本当の名前を呼んで…

2001/09/14 17:32

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:純弥 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ホストシリーズ『愛をください』『愛をあげるよ』の冴木の後輩ホストとして登場した、加賀がメインの小説です。あの高慢だと思っていた加賀が、とんでもなくいじらしいのです。自分は羽村を好きになってしまったけれど、羽村は自分のことを、ホストの『篤』としか見ていてくれない。そんなホストとしての自分しか抱いてもらえない…。そう思いこんでしまった加賀の純情に、泣けるくらいに切なくなりました。
 ベッドの中での羽村の言葉をちゃんと聞いていれば、そんな想いを抱くこともなかったのに。羽村はちゃんと、行為中の睦言で「篤弘」って呼んでいたのですから。源氏名の「篤」ではなく、本名の「篤弘」と…。なのに、そんなことも分からなくなってしまうほど、純粋に羽村に惹かれていった加賀。その想いが本当に切なかったです。
 そして、羽村。もう、ふゆのさんのお書きになる攻めキャラの男振りといったら、もう溜息が出るほどの、どうしようもなくイイオトコ、危険なオトコなのですよね。この羽村も、例外なくまさにその通りの男です。ブルガリのブラックと、タバコと酒が似合う、大人の男です。
 その昔、冴木と羽村でホストのナンバーワンの座を競いあったというほどの、男…。そんな、酸いも甘いもかぎ分け、修羅場を何度もくぐり抜けてきた、大人の、魅力たっぷりのイイ男が、加賀を想うあまりに、あんなにも情けなくなってしまうなんて。その落差があまりにもかわいらしくて、いじらしくて…。愛しいです、本当に。
 二人の心が惹かれ逢っていく様子が、そして、二人のお互いに対する言動が、じれったくて、いじらしくて、切なくて、愛しくて…。夢中で読んでしまいました。
 終わりの方に、幸せそうな冴木と水島がちらっと出てきた場面、思わぬ素敵なプレゼントを頂いたような気分でした。「あー、よかったなー、幸せなんだ、あのふたり」と感慨無量…。本当に素敵なお話でした。
 もう、このシリーズのお話は終わりなのでしょうか?とても名残惜しいのです。続編、書いて頂きたいです。

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2011/11/11 00:51

投稿元:ブクログ

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