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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.7
  • 出版社: 新評論
  • サイズ:20cm/368p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7948-0527-6
  • 国内送料無料

紙の本

放浪するアリ 生物学的侵入をとく

著者 ベルンハルト・ケーゲル (著),小山 千早 (訳)

人間の手によって移入され、あるいは侵入してきた魚・鳥・動物・植物が、原産の生物より勢力を増し、その土地特有の生態系を変化させたり、国産種を絶滅に追いやってしまう実態に迫る...

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放浪するアリ 生物学的侵入をとく

税込 4,180 38pt

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商品説明

人間の手によって移入され、あるいは侵入してきた魚・鳥・動物・植物が、原産の生物より勢力を増し、その土地特有の生態系を変化させたり、国産種を絶滅に追いやってしまう実態に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

ベルンハルト・ケーゲル

略歴
〈ケーゲル〉1953年生まれ。生物学博士。現在は作家として執筆活動に専念。生物学の知識を生かした小説を発表し、ドイツで様々な賞を受賞している。

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評価内訳

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紙の本

地球上での人間の活動範囲が拡大するほど、生物種は原産地から離れ、様々な土地に拡散し、進化していく

2001/09/07 15:15

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:挾本佳代 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私たちを取り巻く自然の中には、どれほどの生物種が存在しているのか。正確な数字は出せないままでいる。例えば、熱帯雨林ひとつをとっても、いまだ発見されていない昆虫の種が、推定で4千種もいるとされているくらいだからだ。では、何万何十万とも言われるその生物種の生存圏はどうなっているのかを、私たちは明確に把握することができているだろうか。これもかなりあやしい。というのも、生物に対して、「ここからここまでがあなたの生存圏だから、これ以上の場所に侵入してきてはいけない」と言うことはできないからだ。「地球は狭くなった」と輸送機器を発展させた人間はよく言うけれど、これは生物種にとってもまるで同じことだ。ある時は人間が運ばれる航空機の中に、洋服のポケットの中に、またある時は輸出入される果物や野菜の中に、密かに紛れ込んで新たな地に旅立つ生物種もいる。人間が海に囲まれた大陸間を短時間で往来すればするほど、様々な生物種は自然の力ではなしえないスピードで、同じように大陸間を往来し、生存圏を拡大していく。

 著者が研究するのは、そもそもの原産地から遠く離れて別の土地に入り込んだ種について、その入り込まれた土地から考察する「侵入生物学」である。実際、アメリカでは国産以外の種が国民経済に年間10億ドル以上もの損失を与えていると推定している。アメリカに侵入した外来の雑草種が、国産種農産物の生育の邪魔をし、除草剤などを使って雑草種を駆除しなければならない、そうした損失が10億ドル以上もあるというのだ。だから、侵入してきた生物種が「モンスター」とか「汚いやつ」などと呼ばれてきたことからしても、いかに厄介者扱いされてきたことがわかる。
 本書では世界各地に侵入し、絶滅したり生存し続けている動植物の種が多数例示されている。例えば、フランスやドイツの湖の中には、子供達の足を獰猛に噛む、ミシシッピーアカミミガメが子孫を繁殖し続けている。そもそもこのカメは、映画「ニンジャ・タートル」の人気に乗じてアメリカから輸入されたもの。ひと夏だけカメと遊んだ子供達が飽きて、湖に放流した結果、カメは成長し続けた。カメが長生きすることなど、放流する時には大人も子供も考えはしなかったのだ。また、植物界の中ではなく、人為的に作られた空間に棲みつくアリは「放浪」種と呼ばれている。人間が道路建設などを開始するや、姿を現すという。この「放浪」アリは、同種同士は攻撃し合わないが、異種のアリにはものすごい攻撃をかける。アルゼンチンでは国産アリの9種が消え、ブダペストでは同じく17種が消えた。人間が人工的な空間を拡大すればするほど、「放浪」アリははびこり、自然界で生きているアリを駆逐していく。おまけに、この「放浪」アリはその戦闘力で人間や家畜をも襲い、農業にダメージを与え、時には院内感染の媒介者にもなりつつある。人間自身が蒔いた種とはいえ、「放浪」アリの快進撃は皮肉なものとしか言いようがない。

 ひとつ残念なのが、本書が原書では28章ある本文から15章を抜粋した翻訳であり、それも抄訳であるということだ。最近、生物と人間との関係を繙く良質の研究書や一般書が日本でも受け入れられている状況を考えれば、全訳をしても、きっといまの日本の読者ならばついてくるだろう。「侵入生物学」というなじみのない一領域とはいえ、この学問も人間を含む生物と環境との関わりを知るためには重要なものであると、鋭く嗅ぎ取る読者はたくさんいるのだから。 (bk1ブックナビゲーター:挾本佳代/法政大学兼任講師 2001.09.08)

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紙の本

タフでしぶとくコスモポリタンな放浪生物たち

2002/07/23 00:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ケルレン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 生物学的侵入という言葉が使われているが、簡単にいえば外来動植物による環境破壊といったところだろう。輸入されたり交通機関に紛れ込んだりして、異なる生態系に入り込んだ動物や植物が引き起こす様々な弊害が紹介されている。
 侵入はどれも目立たずひっそりと始まるが、その波紋は加速度的に膨れ上がる。たった一種類のヘビが棲みついただけで、その森の鳥類が全滅したり、無責任に放流されたバケツ一杯の魚が瞬く間に湖の他の魚を駆逐してしまったりするのだ。
 様々な例を挙げて何度も強調されるのは、ひとつの変化はそれだけにとどまらないということだ。生物圏では、何もかもがすべて互いに関連しあっているのだから。
 それゆえに、有害となった生物の駆除も困難を極める。どんな方法を用いても、一種類の生物だけを狙い撃ちすることは不可能で、どうしてもほかの植物や動物にまで影響が及んでしまう。場合によっては、利益よりも損害の方が多くなり、収拾がつかない事態に陥ることさえあるのだ。
 しかし、どれも人間の介在が変化を加速させている。そもそも、われわれ人類自体が、多くの場所で生態系のバランスを崩すほど高密度で繁殖している生物なわけで、例えば、宇宙のどこかに知的生命体がいたとして、地球全体としての生態系を考えた場合、人間は駆除すべき有害生物の筆頭になるのではなかろうか。

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2010/08/23 11:58

投稿元:ブクログ

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