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商品説明
肉体が精神を制すのか、精神が肉体を司るのか…。男と男が互いの肉体を凶器としてせめぎ合うバトルの結末とは? 「闘い人」たちの「カルテ」をもとに、「餓狼伝」の主要キャラクターの闘う心理学を徹底検証。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
男汁たっぷりの原作にマッチした、格闘ゲームを思わせるたたずまいがいい感じな一冊
2006/09/01 10:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いえぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「餓狼伝」、第一巻が発売されてから、随分時が経った今でも連載が継続されている、夢枕獏氏によるこの大人気シリーズは、何人もの漫画家の手によってコミカライズされてきました。中でも近年は、「バキ」の板垣恵介氏の手によって漫画家されたバージョンが人気を博しているようです。
本書は、「板垣版」餓狼伝を分析したコミック研究本です。他のフットワーク出版の謎本と同様、心理的側面に焦点を当てて分析がなされていますが、心が折れるか否か、というテーマを前面に掲げた原作の趣旨と非常に良くマッチした雰囲気を出せています。本の趣旨と、原作のイメージが上手くフィットした好例と言えるでしょう。
また、キャラクター紹介欄にある、心理的な傾向を示すグラフや、巻末に登場する、漫画版餓狼伝と、「バキ」の登場人物がぶつかりあうシミュレーション小説などが、格闘ゲーム的な雰囲気をかもし出しており、バトル好きな読者の心を熱くさせます。個人的には、とても「そそられる」作りで、本書の著者の、格闘に対する造詣の深さが伺えます。
「わかっている」格闘研究本にめぐり合いたい方は、是非とも手に取ってみることをおススメします。