恋に落ちたら火事場でキスをしろ （Ｌａｐｉｓ ｌａｂｅｌ）

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投稿者：smile　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　元ヤンで熱血で単純で、異様に男からの人気がある若きカリスマ消防士長・南伊織。消防団員から熱狂的に愛されまくっている伊織だったが、そんな中、ひときわ異様な執着を見せるのは幼なじみの歯科医・北白川峰丈。昔、伊織「女みたいだ」とからかわれたのをキッカケに、憎さあまって可愛さ百倍、イヤガラセと称しては結果的に伊織に尽くしまくるというおかしな男だ。一見知的な美形なのに、伊織に関してだけは行動と精神回路のおかしくなる峰丈がとてもかわいい。貴族チックな美形サド×熱血純情消防士の、かわいくてオカシな恋愛模様。オススメの一冊！

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投稿者：ナナ　　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　「恋に落ちたら火事場でキスをしろ」…変なタイトルだなあ。センスねえなあ。　この本を手にとって最初に感じた正直なキモチがこれ。でも竹内照菜さんは好きだ、とても好きだ——！　ということで読んでみたのですが、はっきり言って面白かった！　食わず嫌いしなくて良かったなあ。というのが読んでからのキモチ。
　とぼけてて、可愛くて、イキオイのある主人公に、ちょっとストーカー気味な程に惚れ込む幼なじみ…そして、どちらも美形！　これが楽しくないハズはありません。
　タイトルでうっかり引いたあなた、カムバックです！

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投稿者：kaede　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　仕事熱心な若き消防士長・南伊織は、幼なじみの歯科医・北白川峰丈(ほうじょう)を幼稚園の頃、「女みたい」と揶揄かったのがきっかけで、延々とつきまとわれ復讐される羽目に陥った。
　ただ、復讐と言っても、伊織が牛乳を毎日１Ｌ飲めば、自分は２Ｌ飲んだ！とか、伊織が３人殴ったと聞けば自分は５人殴ったとか、そんな子供みたいに張り合うというような次元の問題の上、息巻いているのは峰丈の方ばかり、という出だしからおもしろく、あらすじにある「よくわからない疲労」を感じる伊織は正しいと思えるような馬鹿馬鹿しさなんだけど、でもムキになっている峰丈が可愛く思えてしまうのは竹内さんマジックかな、という感じ。
　対する伊織は、体育会系らしい、真っ直ぐで男気があふれていて、何故か男に慕われてしまう、というキャラ。
この真っ直ぐで嘘の付けない性格が災いして、峰丈の口車に乗せられたりする会話もおもしろく、なのに、バシっと決める所ではしっかりとその男っぷりを見せてくれるところがすごく頼もしい。
　そんな中、峰丈の、復讐、という名前をつけなければ想いをぶつけられないところは不器用だし、終始、強気に見えて、最後のところでは伊織を好き過ぎて強く出られない伊織の気持ちを思いやってしまうところがせつなくてよかった。