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商品説明
昆虫愛好家である著者が、少年時代を過ごし、今も暮らす福山を舞台に描いた30篇のエッセイ。虫と自然、そして友人とを、ユーモラスに満ちた眼で温かく、時には怒りつつ眺めた。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
田川 研
- 略歴
- 〈田川研〉1948年広島県福山市生まれ。上智大学フランス語学科卒。塾・専門学校などで英語とフランス語を教えるかたわら、虫屋仲間とともに「びんご昆虫談話会」をつくり、その会員でもある。
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紙の本
虫屋の虫めがね
2003/03/20 16:42
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投稿者:霞だ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一読三嘆、たんなる虫屋ではない著者の教養の深さ、文章の巧みさ、そして昆虫にそそがれる愛のまなざしの深さ。
読者の突く撞木のどのような技にも応じて、著者のレトリックの巧みさは拡博の鐘の響きの冴えを変える。いわば、読み上げる文でなく黙読の文である。
どの表現に何を驚くかによって読者は試される。おそらく昆虫や植物を知らない読者にも楽しく読まれるであろう。
まことに、一気か成に読むには惜しい、一編ずつ分割服用すべき三十編の滋養剤である。
薄田泣菫がムシ好きであったら、こういう本を著したと思われる。