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- 発行年月:2001.12
- 出版社: 小学館
- サイズ:18cm/184p
- ISBN:978-4-09-136847-8
読割 50
のら猫の話 (プチコミフラワ−コミックス)
のら猫の話
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紙の本
家族の「愛」の形
2001/11/29 23:57
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投稿者:夏野涼 - この投稿者のレビュー一覧を見る
産まれてすぐに連れ去られ、継父に何度も捨て猫のように捨てられて、孤児院で育った少女・美根子。その少女が本当のことを知り、実の親を一目見るために上京する。そこで出会った二本木はひょんなことから彼女を「拾い」世話をする羽目に。平穏な家庭にあこがれ、家族の愛を求める少女と、無関係なのにそんな彼女を必死で支えようとする二本木の姿は、我々が忙しさの余りつい忘れてしまっている大切な「何か」を思い出させてくれるだろう。
この表題作に加え、姉の妹に対する異常なまでの「愛」を描いた「この花咲いてやるぞ姫」が収録されている。どちらも家族の「愛」の形を、まったく反対の立場にたつ少女の目から描いている。ともに秀逸な作品であり、平凡な家庭に育った人も、そうでない人も、お薦めです。