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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.10
  • 出版社: 河出書房新社
  • レーベル: KAWADE夢ムック
  • サイズ:21cm/247p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-309-97618-2
ムック

紙の本

山田風太郎 綺想の歴史ロマン作家 追悼特集 (KAWADE夢ムック)

最近亡くなった不覇奔放な時代歴史小説で一世を風靡した山田風太郎の総特集。忍法帖から明治開化論、室町物、日記類とすべてをフォロー。単行本未収録「開化の忍者」等の作品や中島ら...

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山田風太郎 綺想の歴史ロマン作家 追悼特集 (KAWADE夢ムック)

税込 1,257 11pt

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商品説明

最近亡くなった不覇奔放な時代歴史小説で一世を風靡した山田風太郎の総特集。忍法帖から明治開化論、室町物、日記類とすべてをフォロー。単行本未収録「開化の忍者」等の作品や中島らも、関川夏央の対談も収録。『文芸』別冊。【「TRC MARC」の商品解説】

収録作品一覧

奔放不羈の人 江戸川乱歩 著 10-11
山田風太郎さん 阿佐田哲也 著 14-18
映画『地の果ての獄』 木田元 著 12-13

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紙の本

まだ山田風太郎を読んでいないという不幸者、あるいは幸せ者のための道しるべ

2003/01/30 19:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:上野昂志 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 あなたが小説などに興味も関心もないという人なら、敢えて何もいいますまい。だが、いっぱしの小説好きを自認するぐらいだったら、伺いたい。あなたは山田風太郎を読んだことがありますか? と。もし、ノーならば、おお、ミゼラブル! なんて可哀想な人でしょう。と思うが、だが、同時に、なんと幸せな人だ! と溜息の一つもつきたくなるかもしれない。そのココロは、要するに、小説好きを自認しながら、山田風太郎を読んでいないようじゃ、まだまだ小説というものの本当の愉しさを知らないね、可哀想に! と思うと一方で、これから山田風太郎のすべてを新しく知ることが出来るなんて、羨ましいな、という気持もあるからだ。

 では、その山田風太郎のどこから手をつけるか。
 歴史に興味がある人なら、『警視庁草紙』に始まる“明治もの”から読むのがいいだろう。ここで敢えて世の大勢に逆らっていえば、司馬遼太郎あたりで面白がっていては、まだまだ初歩、ということだ。いっぱしの小説読みなら即わかるように、司馬さんの文章は、説明文だからである。それに対して風太郎さんは、語るのである。そしてその語りは、名人の域に達している。だが、たんにそのような文章上の優位において、遼太郎より風太郎といっているのではない。本書で、野口武彦が書いているように、風太郎は、「めちゃくちゃ」にして「迷宮」の明治という時代の「原質」を掘り起こしているからである(「文明開化という乱世」)。しかも、その暗部を。司馬遼太郎は、あくまでも開明な近代主義者だから、その暗部を嫌って避けている節がある。

 また、とにかく奇想天外な物語の醍醐味を味わいたいという人は、忍法帖のシリーズから読むのがいいだろう。それがどんなに面白いかという点については、本書の細谷正充「風太郎忍法帖」が格好のガイド役を果たしている。そのうえで、風太郎忍法帖は政治小説であるという平岡正明の「風太郎左派」を読めば、その思想的な意義がわかるという段取りだが、その間に肝腎の小説を少なくとも十冊ぐらいは読んでいないとダメですね。

 さらに、メタ小説なんて代物を読みたいという人がいれば、『八犬伝』をお勧めする。これは、滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の物語を語りなおすと同時に、これを書きつつある馬琴をも描いた傑作で、とにかく面白い。おまけに、あの長大な『南総里見八犬伝』を読む手間も省いてくれるのだから、二倍お得である。

 その他、室町ものもいいし、日記やエッセイの類も面白いし、いろいろな人の臨終の様子を並べた『人間臨終図巻』などという奇書もある。室町ものを集大成する前に亡くなってしまったのが残念だが、とにかく、山田風太郎は掛け値なしの天才なのだ。 (bk1ブックナビゲーター:上野昂志/評論家)

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