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紙の本 |
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- 税込価格:5,865円(53pt)
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紙の本
笑いながらそっと切なくなってみたい
2002/03/12 21:12
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
笑ってすましていることがある。それは本当にそんな風に笑っていいものなんだろうか。それがこの本だと主人公の両親が、とある妖怪に食べられてしまったこと。だけれど自分はその妖怪と現在一緒に暮らしている。
普段は喧嘩もしつつ、他の敵に狙われたりして助けたり守られたりとドタバタと仲を深めている主人公と、妖怪だけれど、ある日主人公が、本当に心から自分が側にいる妖怪の危険性に気がついた。それは本当ふとしたことでもあった。またこの妖怪のせいで自分の両親が殺されたように、誰か大切な人を失ってしまうかもしれない。そんな感情が主人公に現在の危機を改めて意識させてしまう。仲良くなってきている。だからこそ、今は妖怪を殺せるチャンスでもあった。
毎日ずっと怒りっぱなしの人や、毎日泣きっぱなしの人はいない。この漫画は笑ったり、泣いたり喧嘩したりと、日常が沢山つまっていてほんわかしたり、たまにちょっと涙ぐんだりする。この巻では主人公の葛藤し、結論を出すまでの感情の動きにぐいぐいと引きこまれた。
紙の本
日常的漫画
2001/12/20 17:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きんぴら - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者の魅力が溢れている。書き殴ったような線も、淡い色調も、この作者でしか出せない色合いだ。物語はほのぼのしている。たとえ妖怪に自分の家族を食い殺された少年が主人公でも、その主人公を100年待って食べようと画策している妖怪(家族を食い殺した張本人)が同居していたとしても、物語はほのぼのなのだ。
時折見られるシビアな台詞もまた魅力の一つ。お茶を飲みながらのんびり読みたい一冊になった。