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紙の本
繊細でリリカルなボーイズラブ
2002/05/29 20:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
「いつか地球を脱出してやる」…有名芸能人夫婦、実情は冷めきった両親。そんな2人を見て育った彗は、来るもの拒まず去るもの追わず、他人に無関心で、なにより自分に無関心。そんな彗の目の前に、父の隠し子だという美少女「アヤ」が現れる。「お兄さんのこと、好きになっちゃった」などと可愛く微笑む彼女はしかし「彼女」ではなく、胸もペタンコの「彼」だった…!?
主人公の彗やアヤはもちろん魅力的なのだが、冷えきっていたはずの彗の両親たちも実はかなり魅力的。
表題作は彗視点から、書き下ろしはアヤ視点から描かれており、2人の視線の違いが面白い。難をいうなら、表題作ではエキセントリックで不思議な魅力のあったアヤが、書き下ろしでその心情までも丸裸に表現されてしまい、フシギな味が消えてしまった事。ちょっと残念だったかな…という気もした。
ともあれ、繊細でリリカルなボーイズラブ好きの方にはオススメの一冊。ぜひご一読を。
紙の本
僕を必要として欲しくて
2002/03/14 19:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hina - この投稿者のレビュー一覧を見る
一般的に、松前侑里さんの受は、女の子みたいでかわいらしいと言われる。しかし、この話を読むと分かるのだが、要するに松前さんの書く「高校生」がかわいいのだ。この話の二人は、とてもかわいい。
父親の愛人の子ども、ひとつ年下の母親違いの弟として、綾人ことアヤが、彗(けい)の前に現れる。女装の似合う可憐な美少女(?)のアヤに振り回されながら、彗はいろいろなことを知っていく。アヤが彗に、こんなことを言う。「舞台の上で自分に与えられた役を演じているときは、その芝居では絶対に必要な存在になれるでしょ?」最後は、手をつないで、別々の夢に歩いていくふたり。かわいい男の子がOKなら、ぜひぜひおすすめです。
紙の本
地球には貴方がいるから
2002/05/13 14:51
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:冴 - この投稿者のレビュー一覧を見る
慧の夢は「科学者になって宇宙ステーションで働く」コト。
でもソレはスケールの大きな夢に見せかけた現実逃避、
不仲な両親の元から、いっそ地球から逃げ出せれば。
そう思う彼の前に父親の隠し子・綾人が現れる。
能天気に見える綾人も彗と同じように両親の事で悩んでいて、
二人は、一緒にいるのが自然な関係になってきて……。
「もし、自分が異星人だったら地球の青さに
魅せられて時間や燃料を無駄にしても、
きっとこの地球に寄り道してしまうだろう」
…だって地球には貴方がいるから。