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烏−CROW− (講談社X文庫 White heart 硝子の街にて)
烏-CROW- 硝子の街にて(10)
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紙の本
よかったねシドニー
2002/03/22 13:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:smile - この投稿者のレビュー一覧を見る
「N.Y.生殺しストーリー」(主人公のシドニーにとって、そして読者にとって)だった本シリーズも、ようやく10冊目の本書にて転機を迎えた。いつものようにミステリーやサスペンスを交えつつ、ノブとシドニーの絆が深まって行く…という作りなのだが、今回は残念ながらミステリーの部分がイマイチ。ネタ切れなのかな? と余計な心配をしてしまったが、その分ノブ&シドニーの方は熱々。「良かったねシドニー」というのが正直な感想だ。しかし欲をかいてしまえば、これまでノブの誘いをかたくなに拒否し続けてきたシドニーが、ここでコロッといってしまったのは何故なのか…いまひとつ説得力に欠ける気もした。ともあれ、今回はシドニーおめでとう記念といった感じで。今後も一波瀾ありそうなので、まだまだ見守って行きたいシリーズ。
紙の本
ついに…。
2002/03/14 13:21
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1998年春。シドニーが捜査中に怪我を負う。そのことで新たな不安を覚えるノブは偶然に殺人事件と遭遇するが、被害者はちょうどセクハラ訴訟で問題になっている在米日本企業の社員だった…。そして、ノブとシドニーの関係も新たな転換期を迎える。
セクハラ問題に対する認識や対応のちがいについてもだが、日本と米の日常的な意識の差とでもいうものが、自然な形で描かれているのがとても面白い。一例であるのはもちろんだが、なるほど、と思う。
ノブとシドニーの関係も転換期を迎えたことで絆が深まっている。まさに、ついに…という感じではあるが、私としては、シドニーが、何らかの答えを出してから、なのかと思っていたので、意外にあっさりと…な展開が少し残念だった気も。考えてばかりいてもはじまらない、ということだろうか。しかし、とにかく二人は幸せそうであり、また、脇役がしっかりその周りを固めている。これからも二人を支えていくのであろう人々が、揃いつつある感じ。そこには、信頼し認めてもいる、というやさしい空気があり、心地よい。