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- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.4
- 出版社: 講談社
- サイズ:20cm/285p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-06-211220-5
読割 50
紙の本
毎日一人はおもしろい人がいる
著者 中野 翠 (著)
一日一回驚いて(感動して!)一日一人俎上にのせて料理する。辛口かつ軽妙なタッチで新鮮ネタを読者に直送する「中野節」。まるごと一年分の面白話が一挙炸裂。インターネットの「W...
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商品説明
一日一回驚いて(感動して!)一日一人俎上にのせて料理する。辛口かつ軽妙なタッチで新鮮ネタを読者に直送する「中野節」。まるごと一年分の面白話が一挙炸裂。インターネットの「Web現代」連載をまとめたもの。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
中野 翠
- 略歴
- 〈中野翠〉コラムニスト。早稲田大学政経学部卒業。辛口で軽妙なエッセイに定評がある。現在、幅広いジャンルの雑誌で連載多数。著書に「迷走熱」「ほぼ地獄、ほぼ天国」「中野シネマ」等。
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紙の本
物知りの姉から教わる楽しみ
2002/05/14 10:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:淡々 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本では、著者が街中で出会った普通の人や、テレビ、映画、舞台で出会った有名人に毎日焦点をあてて日記風エッセーが綴られていく。
日記風エッセーといっても、有名人や芸能人のお友達と食事したり、旅行したりするのを自慢げに(?)並べるようなものではなく、ごく普通の生活を、締め切りに追われながらも満喫している様子なのが読んでいて楽しい。
著者のエッセーを読んでいるといつもそうなのだが、夜ベッドで落語のCDを楽しんだり、テレビ番組で観た人物にがぜん興味をもってわくわくしたりこんなふうに生活を楽しめたらなと、そこに私の理想の生活を見てしまう。
そしてこれまでも著者のエッセーで森茉莉、山田風太郎から高尾慶子までいろいろな人の魅力を教わったように、この本からも、知らなかったけれど興味深い人物、本、映画を山ほど教えられた。
この本は「Web現代」に連載したもの、つまりインターネットの連載をまとめたものだが、ネット連載ならでの雰囲気はほとんど感じられない。
著者はあとがきで、「読者の反応が早いことに驚いた」と書いているが、そういった連載時における違いはあっても内容については今までのエッセーと違いはないと思う。
しかし、最近はインターネットに載せていたものが本になって出版される例も多いが、「いかにもインターネットに載っていたものだ」と感じられるものは一過性、読み捨てという要素が強い気がする。
本になってもおもしろく思えるものというのは、不思議とインターネットに載っていた文章だと感じないものが多い。
さて,まさに物知りの姉から(著者は私よりたぶん10歳くらい年上だと思う)おもしろいものをいろいろ教えてもらっているような気分を味あわせてくれるこの本だが、最近実は、たとえばテロ事件や政治家に関する感想で違和感をおぼえる部分も多くなってきた。
おそらくこれは年代の違いによるものではないかといるのだが、著者と同年代の読者はこの本をどのような感想を持って読んでいるのか知りたいと思っている。