「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
- カテゴリ:一般
- 発行年月:2002.4
- 出版社: パンローリング
- サイズ:22cm/575p
- 利用対象:一般
- ISBN:4-939103-60-9
- 国内送料無料
紙の本
リスクバジェッティング 実務家が語る年金新時代のリスク管理 (ウィザードブックシリーズ)
著者 レスリー・ラール (編),三菱信託銀行受託財産運用部門 (訳)
リスク・バジェッティングを中心とするリスク管理に関する最先端の考え方を、年金スポンサーやファンドマネジャーなどの実務家が、それぞれの専門的立場から論じる。本邦初のリスク・...
リスクバジェッティング 実務家が語る年金新時代のリスク管理 (ウィザードブックシリーズ)
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
リスク・バジェッティングを中心とするリスク管理に関する最先端の考え方を、年金スポンサーやファンドマネジャーなどの実務家が、それぞれの専門的立場から論じる。本邦初のリスク・バジェッティングの実践書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
レスリー・ラール
- 略歴
- 〈ラール〉マサチューセッツ工科大学スローン経営学大学院でMBAを修得。リスク管理コンサルティング会社、キャピタル・マーケット・リスク・アドバイザーズ社長。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
リスク管理
2018/07/07 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ごまたまご - この投稿者のレビュー一覧を見る
新卒向け必須研修会にて読破。コマーシャル・ペーパーやファンドマネジャーを必要としないパッシブファンドがあるなど基礎作りにピッタリでした。分かりやすいので、いいと思います。
紙の本
翻訳によせて
2002/04/11 16:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:矢ケ崎隆二郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、レスリー・ラール編『Risk Budgeting——A New Approach to Investing』を全訳したものである。ここでは、リスク・バジェッティングに関して、実務家がそれぞれ専門の立場から、その有用性や実用化に際しての留意点などについて見解を述べている。
改めて申し上げるまでもなく、日本における企業年金は、退職給付会計の導入、確定拠出年金制度の発足などを背景として、現在「年金新時代」ともいうべき制度発足来の一大変革期にある。将来の年金給付原資確保を目的とする年金資産運用においても例外ではなく、母体企業を含めた個々の企業年金が自ら負担し得る「リスク」とのバランスのなかでポートフォリオを構築するというアプローチが、急速に一般化してきている。今や、企業年金は母体企業の一事業部門と同様、またはそれ以上の存在であり、年金が抱えるリスクは企業自身のリスクである、との認識が広まりつつある。またそうした意味から「年金スポンサーにとって第一の役割はリスク管理者である」との言葉も聞かれるようになってきた。厚生年金基金連合会においても、リスク管理研究会で議論を重ねられ、厚生年金基金におけるリスク管理のあり方について先ごろ、第二次報告書を公表されたところである。
年金資産運用においては、リスク管理が重要な命題になってはいるものの、実務の現状は伝統的なものが中心となっているものと考えられる。そうしたなかで最近登場してきたのが、リスク・バジェッティングという考え方である。
リスク・バジェッティングは、資産や運用スタイル・手法の違いを問わず、リスクを横断的に把握し、限度を設定、それぞれに割り当てるというコンセプトである。政策アセット・ミックスのリスクと、アクティブ運用のリスクを同一の指標で計測できるなど、非常に分かりやすいのが特徴である一方で、実務適用における課題も指摘されている。
本書では、こうした状況をも踏まえ、リスク・バジェッティングを中心としたリスク管理に関する最先端の考え方を、年金スポンサー、運用マネジャー、コンサルタントなどの実務家が網羅的に紹介している。原書にはリスク・バジェッティングに関する調査研究を進める過程で出合ったのであるが、弊社で翻訳を行うことにしたのは、その内容を広くご紹介することが日本における年金新時代のリスク管理を考える際の一助になるに違いないと考えたからである。本書を契機に、企業年金におけるリスク管理に関する議論がさらに深化すれば、望外の喜びである。
企業年金関係者の皆さまに、またリスク管理に関心がある皆さまに、ぜひともお読みいただきたい。
(三菱信託銀行株式会社常務取締役/矢ケ崎隆二郎)
紙の本
目次
2002/04/11 16:27
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:bk1 - この投稿者のレビュー一覧を見る
■目次
翻訳によせて 1
謝辞 7
イントロダクション 9
執筆者一覧 13
第1章 リスク・バジェッティング:リスク管理新手法の探究——経験者の視点から 27
レスリー・ラール
キャピタル・マーケット・リスク・アドバイザーズ
第2章 金融危機とリスク管理 63
マイロン・ショールズ
オーク・ヒル・キャピタル・マネジメント
第3章 リスク・バジェッティング——ファンド全体でのアクティブリスク管理 79
カート・ウィンクルマン
ゴールドマン・サックス・インベストメント・マネージメント
第4章 ヒストリカルデータにひそむ危険性 123
アンドリュー・B・ワイズマン
日興證券インターナショナル
ジェローム・D・アバナシ−
ストーンブルック・ストラクチャード・プロダクツLLC
第5章 ファンドマネジャーのためのVaR 147
クリストファー・L・カルプ
CPリスク・マネジメント
ロン・メンシンク
ウィスコンシン州投資委員会
アンドレア・M・P・ネビス
CPリスク・マネジメント
第6章 年金基金とファンドマネジャーのための、VaRを使ったリスク・バジェッティング 179
ミッシェル・マッカーシー
ドイツ銀行グループ
第7章 アクティブ・ファンドマネジャーのためのリスク・バジェッティング——「グリーン・ゾーン」を用いたリターンの質の評価 229
ロバート・リッターマン
ジャックス・ロンガーステイ
ヤコブ・ローゼンガーテン
カート・ウィンクルマン
ゴールドマン・サックス・インベストメント・マネジメント
第8章 リスクへのこだわり 275
エミー・B・ハーシュ
パラダイム・コンサルティング・サービス
第9章 マーケットニュートラル投資戦略 303
ジョセフ・G・ニコラス HFR社
第10章 システムインフラの課題——情報技術とデータベースの効果的な利用法 417
ガブリエル・ボウスビブ
ロイター・フィナンシャル
第11章 年金基金におけるリスク・バジェッティング 467
レオ・デ・ビーバー
ウェイン・コズン
バーバラ・ズバン
オンタリオ州教職員年金基金理事会
第12章 条件付きリスク許容度の下でのリスク・バジェッティング 495
マイケル・デ・マルコ
トッド・E・ペッツェル
パトナム・インベストメント・アンド・コモンファンド・グループ
第13章 ファンドマネジャーにとってのVaR 543
ステファン・リース
ベアリング・アセット・マネジメント
訳者あとがき 557