紙の本
夫婦愛…?
2020/04/11 15:13
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投稿者:あおたいがー - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり。
十年前に殺された恋人の死の真相を暴き、犯人に復讐するために会社をおこしたり、色々な計画を実行した夫と、独自に夫の過去や復讐について調べ、それでも夫への愛を信じている妻。
殺された元恋人の墓の前で決別し、それでもなお夫婦の愛を再確認しているみたいだけど、そこまで愛せるってすごい。
愛というか、執着なのか…
ただ私には夫の行動や気持ちが理解不能でした。
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追悼レビュー
眠れぬ…、もうドキドキしながら読んだ記憶があります。
リミットや破線のマリス、深紅や龍時などなども読んだけど
最初に読んだこれがやはり思い出深い。
野沢尚の作品はミステリも青春モノでもテーマが重いから
えいやっと気合を入れないと読み出せない。ただ読み出すと
止まらなくなってしまう引力がある。
脚本家だからこその心情の描写力は活字の人には真似できない
勢いを持っている。
僕達はすごい作家を失ったんです。
これをどういう経緯で読むことになったかも含めて
野沢尚には個人的に思い入れがありちょい長。
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この作者の中では位置が低めの作品。途中まではすんなり入ってきたが、後半疑問があった。ベストではないと思った。
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この本もテレビで放送していて続きが気になって、買ってしまった本です。やはり最後まで眼が離せない作品でした♪
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夫・欧太が先駆者として新しく開発してきたリゾートホームに移り住んできた悠子一家。同じ頃、他にも2組の家族が引っ越してきたのだが、そのうち1組の一家が突然失踪。そしてまた、もう1組の一家も・・・。世間にも責められる夫を励ましながら悠子も事件について気になることを調べていく。すると、それぞれの夫達に共通する人物が浮上、そしてそれは悠子の夫である欧太にも関係していた。
分厚かったが一気に読めた。一家失踪事件のことの始まりは実は10年も前から始まっている壮大なもの。その10年の間に揺れ動く復讐者。復讐者にも心癒される存在ができていたというのがこの物語をおもしろくさせている。事件を追い、欧太が必死に隠そうとした秘密に気づいてしまった悠子であるが、最後の死闘で彼女は他の誰でもなく、夫がこれ以上罪を重ねないようにと動いた。今度こそ過去と決別し、どんなに時間がかかっても、彼女を幸せにしてあげてほしい。
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06/05
プロローグでのマイアミでの銀行強盗と本編の連続一家失踪。最初はどう関係するのか想像つかなかったけど、徐々に明らかに。
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面白かったです あまり深く考えずに読めました ドラマでやったのは忘れてました 配役がシブ過ぎだったのではと読み終わった後感じた...
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友達がふいに貸してくれたこの本。これを読むと人間不信に陥ります(笑)後半はどんどん話が展開してあっと言う間に読めました。
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<ひとつの町で連続して起こる一家失踪事件。平凡な主婦、中河悠子(33)は、その町の開発者でもある夫を助けるために独自に調査に乗り出していく。だがそれが悲劇の始まりだとは気づきもしなかった…。悠子までを巻き込んで展開する残酷な復讐の罠、罠、罠!果たして彼女は夫の嫌疑を晴らして真相に辿りつけるのか。超大型サスペンス長編。>
借り本。去年読んだ「砦なき者」の作者だと気付いたのは、文中に報道番組『ナイン・トゥ・テン』という言葉がでてきたからw驚きました^^;既にドラマ化されているようですが、私は観ていなかったので楽しめました。本当、2時間ドラマを堪能したような気分になりました。
プロローグは、なんじゃこれ?と思い、飛ばして読み始めたので、逆に最後まで展開がわからず、よかったと思います。最後に、プロローグを読んで、ああ、そういうことか。これ、最初に読んじゃったら中盤から話が見えすぎてたかも・・・とも思いました。
2008.2
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通勤時間3日分で読み切った。続き気になるんやもんー。
これをスポニチの連載で読んでた人は毎日買わずにおられんかったやろな(^^;
数独もやらんかったし、Podcastも本が読めへん状況のときだけ聴いてた。
本に集中したら周りの雑音は全く聞こえへんみたい。いい体やなぁ。
話の展開のさせ方がうまいんよね〜。冒頭の衝撃シーンからぱっと変わるところとか。
元々が脚本家やから、小説書いてるときに、常に映像化した場合のこと考えてはるのかな?
私も読みながら勝手に映像化してたもんな。妄想力は人並み以上やから(笑)
昔ドラマ化したときの配役は結構よいと思ったんやけど、視聴率はよくなかったんやね〜。
再放送せーへんかなぁ。今やったら見るかな。
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仲村トオルの顔が浮かんだ。あ、何となく記憶にあるなあ。と思いつつ最後がどうだったか思い出せなかったので借りてみた。
まあまあだったな。というのが感想。
でも面白かったのは、話の舞台が清澄という街で、ここは、『青い鳥』の街だよねえ。それがチラっと。
へえ、『青い鳥』も野沢尚だったのか。(^_^;)
仲村トオルを思い出したところまでは良かったんだけど、相手が誰だったかも思い出しちゃって。
彼女ちょっと苦手だから本が読みにくかったかな(^_^;)
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この小説は、2001年にハードカバーで出た小説(ニッカンスポーツで連載されてたみたい)。
2002年には、ドラマ化されて、
毎回、引き込まれ、次の週が楽しみで楽しみで仕方なかった。
ドラマ化とともに、この本も文庫版が出たんだけど、
これは、絶対、本で読んだら、もっと面白いに違いない!と思い、
あえて当時、本を買わず、ストーリーのキオクが
曖昧になった頃に読もうと、決めていたもの。
やっぱり、野沢尚の小説は裏切らなかった。
すごい。
夢中で読みまくった。
不動産関連の会社を起こした中河欧太と結婚した悠子は
充実した愛の中に
欧太への見えない過去への不安が、いつもつきまとっていたよう。
欧太のプロジェクトの1つである、地方をリゾート開発し、自分たちもそこへ移り住み
第二の故郷を作る夢に向って、
中河家も、清澄へと居住を移す。
欧太が、手配し、同じ地区に引っ越していた
山路康平・一家と、進藤要士・一家。
さっそく妻同士、仲良くなった悠子
だが・・・
つながりのないはずの彼らには、過去につながりが・・・。
実は、欧太ともつながりが・・・。
10年前に起きたアメリカでの銀行での事件、
そこで被害者となった日本人女性、大出類子。
類子にまつわる人間関係とは・・・。
自衛隊から除隊されたという葛井を護衛に雇っている欧太
その葛井が手引きをして、山路家、進藤家の2家族の失踪。
その裏とは。
ラストのクライマックスのシーンなんて、
ドラマで見てるから覚えてるはずなのに
もうーーーーーー、読まずにいられない。本が離せない・・・
これを、小説のまんま、みごとに映像化しても、原作を裏切らないのは
脚本が同じ、野沢尚だったから。
ああ、この人の書いたドラマがまた、見たい。
この人の書いた小説がまた読みたい・・・。
野沢尚の本、まだ読んでないの、あっただろうか・・。
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なんだかなにもかもが大掛かり(大げさ?)すぎて置いてきぼりにされてしまいました。ポカーンって感じ。本人にしてみればそこまでやるだけの問題ではあるんだろうけど、いまいちついていけないなぁと。主人公が気の毒。
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よんだ後、かなしくなったわ…
死人にをあいてに勝つにはどうしたらいいんでしょうね。
せめて生きてくれてたら、張り合いがあるのにね。
でも、やっぱり大切なのは現在だと思います。
過去はもうもどれないし、未来はわかんないしね。
過去にすがってる自分にはきつかったな
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2002年 テレビ朝日系で同名連続ドラマとして放映されているらしい。
1990年のバブル期に端を発した物語は、書かれた当時の2000年に結末を迎える。
この10年の激動の変化については、当時を知る者としては よく描かれていると思う。
ネタばれになるので詳しくは書かないが、
東京に住む主人公の主婦が 夫が独立して初めて開発した長野県の新興住宅地に
人生をかけて移り住むところから始まる。
移り住んだ先の近所の主婦同士の噂話の中に、著作の「青い鳥」(同名の連続ドラマ有)の
主人公たちの不倫話が出てくるのが たまらない。
後半に出てくる地名は「眠れる森」の舞台だったり、臓器移植の話が出てきたり、
野沢尚のコアなファンならば、もっと楽しめる話なのかもしれない。
しかし、思わせぶりなタイトルや導入、後半からの展開は どうしても
連続ドラマの脚本的で、読者を小説の世界観に引き込むには説得力がない気がする。
ドラマは見ていないのだが、役者が演じてキャラクタ付けを補ってくれるのなら
面白い話なのだろうなと思わせる。著者の小説は何だかちょっと惜しいのだ。
とは言え、結果としては文庫本485ページを一気に読んでしまったのだから
やはりすごい人だと思う。
故人となった著者が生き続けてくれていて、進化した小説を読むことができたら
どんなに幸せだっただろうと思わずにはいられない。