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元気で愉快でグルメなコージーミステリー!
2002/04/28 11:26
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ange - この投稿者のレビュー一覧を見る
老人ホームにやってきた、嫌われものの新入りさんが、ある日、死体となって発見されます。
一作めで「名探偵」としての自信をつけてしまった、老婦人探偵団はふたたび「わたしたちがとかなくて、誰がとくのよ」とばかりに、手がかりを求めてあばれまわります。
お国柄の違いなのか、なぜこんなに元気なんだ! というほどパワフルな老婦人たち。前回よりさらに、暴れ度合いはアップしていました。大笑いの連続です。
ミステリーばかりでなく、読みどころとして魅力的なのは、老人ホームで出される豪華なメニューの数々でしょう。
読んでいるとおなかがすいてきます。まるで池波正太郎さんの小説のよう…
紙の本
殺人事件再び
2017/05/19 23:40
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投稿者:J・P・フリーマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
カムデンシリーズの2作目。主人公の二人はもちろん前作から引き続いてカムデンの住人達も登場しています。グローガン翁が禁酒をして苦しんでいましたが、もう八十過ぎたら好きに生きて少々早いお迎えを待つのも悪くないと思いました。2度目の事件とあってか、老人たちと警察のチームワークが向上しているように感じられました。
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高級老人ホーム「海の上のカムデン」シリーズ第2作。こういう特殊な環境で何度も殺人事件が起きる設定には無理があるかも?と眉唾で読んでみたけれど期待以上の面白さ。登場人物の個性がすっかりこちらに馴染んだのかスラスラ読めた。気軽に読むには最適なシリーズ。
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誰彼なしに顎でつかい、お高くとまった言動は数知れず。新参者でありながら、嫌われ者を選ぶコンテストがあればエイミーはぶっちぎりで優勝したに違いない。そんな彼女が6月の早朝、体操用の棍棒で撲殺される。多すぎる容疑者―だが、誰がそこまでしたいと思ったろう?困惑する捜査陣を尻目に、アンジェラたちはまたも探偵活動に乗り出す。ユーモア本格推理の老巧、待望第2弾。ジャック・ラシェーズがいい子でねぇ!彼が1番可哀想なんだわ!
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コリン・ホルト・ソーヤーの海の上のカムデン(高級老人ホーム)シリーズ第2弾。
カムデンの新しい入居者のエイミーは嫌われ者だったが、ある朝、撲殺されていた。早速、アンジェラとキャレドニアは、またしても探偵活動を始めるが…。
何とも危なっかしいお二人さん、特に直進型のアンジェラであるが、どうにも憎めないおばあさんキャラ。そんな二人を本気で心配しながらも、気配りをもってあたたかく接しているマーティネス警部補たちもいい感じだ。
何かやりとりが可笑しく、どこかしんみりもするものの、最後まで謎もひっぱられて、ミステリとしても結構読ませ、面白いシリーズですね。
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高級老人ホームを舞台に繰り広げられるミステリ、第二弾。
前回に比べ、主人公のアンジェラがやや柔和になりました。が、相変わらず70歳とは思えない行動力です。
私も年をとったとき、こんなに行動的なおばあちゃんになれたらいいんですけど(笑。
今回は、新しく老人ホーム・カムデンに入居してきたとても感じの悪いエイミーが、ある朝、何者かに体操用の棍棒で殴り殺されます。
ハンサムな警部補が必死にアンジェラやキャレドニアに余計なことをさせないよう頑張りますが、好奇心旺盛でとてもじっとしていられない二人があちこち嗅ぎまわり、更に第二の殺人が起きて・・・というような展開。
ユニークなキャラクターと特殊な環境という点で他とは違う面白さがありますが、それだけでなく、アンジェラやキャレドニアが探り当てた事実をすぐに警部補へ報告するというところも面白いなと思います。普通、事件から締め出されたら、主人公は勝手に動いて自分で解決してしまうパターンが多いじゃないですか。でも、アンジェラ達は邪険にされつつも非常に協力的なので。警部補がカッコいいからかも知れませんが、なんだか微笑ましいです。
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高級老人ホームイチの嫌われ者の老人が殺され、暇と退屈を持余した老女二人組みが解決に乗り出す。
主人公の老人特有の生活習慣や身体や頭の不調、それに対する愚痴がなんだか可愛らしい。
実質上の捜査を担当する刑事二人組もいい感じで、なんだか頬が緩んでしまう。
謎解き自体は可もなく不可もなく。
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サンディエゴ近郊にある高級老人ホームを舞台に起こるシリーズ第二弾目。
あいかわらず、いい味をしたキャラのおばーちゃんやおじーちゃんが登場します。
でも際立っているのはやっぱり主人公のアンジェラとキャレドニアですねぇ^^
推理小説として読むと、ちょっと物足りない部分はあるものの、破天荒なこの2人の言動に笑わされて読むことができます。
第一弾目よりはパワーダウンはしているものの、次作を読むのが楽しみですよん♪
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推理。
「老人たちの生活と推理」の続編。
主人公は二人。
見かけだけなら名前の通りの可愛らしいおばあちゃんアンジェラ。
堂々とした体躯をもつキャレドニア。
二人とも裕福な老婦人で、好奇心旺盛。
彼女たちは「海の上のカムデン」という高級老人ホームに住んでいる。
そこで嫌われ者の老婦人が殺されて、探偵ごっこ再び(前作でも探偵ごっこをして現場をさんざかき回した挙句・・・なぜか真相にたどりついた)、という。
犯人は最初から絞られている。
なんせ、入所したての健康な老婦人が撲殺されているから、施設のお年寄りの大半は・・・無理。ぼけてたり、リウマチで早く歩けなかったり、耳が遠かったり、アル中だったり。
恨みはたっぷりと買っているのだが、的確に殺せそうな人が少ない。
老人ホームのお年寄りのリアル事情を織り込みつつ、事件は第二の殺人に発展し。
涙誘うのが・・・ぼけたおばあちゃんの話で。
大半が曜日を覚えていられないので、部屋のシーツ交換にくるメイドが何曜日にくるのかわからなくなるので、「一週間に1度」から「十日に一度」にシーツを変える頻度を変えようと、ホームの責任者が決めると非難ごうごう。シーツが不衛生とかいう理由ではなく。メイドがくるのがいつだか、わかんなくなる人が増えるせいで。
で、なかには毎日のことすら覚えてられないおばあちゃんがいて。
手紙を渡される時刻は決まっていて、ときにはスタッフからもうもらっているのに・・・またロビーに戻ってきてじっと手紙がくるのを期待して待っているのだそうな。
・・・・・・なんかもう・・・誰か一日四回ぐらい偽手紙だしてやれよー、とか思ってしまう。
そんなところで殺人事件。
聞きこんでも、有力な情報をつかむのが大変なので、警部補たちはアンジェラたちと仲がよいので、聞くのでした。
第二の殺人では健康な青年が殺されるので、ますます老人ホームの住人たちには不可能になっていく。
だから、登場人物紹介のうちの半分はあっさり容疑者から消えていく。
動機はわかんなかったけれど、犯人はあっさりと見当がついたので、まあ満足♪
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高級老人ホーム「海の上のカムデン」シリーズの第二作。
今度は、入居以来意地の悪さで周りを傷つけていた老女が殺られた。
もちろん、アンジェラは、今回もキャレドニアとともに、
マーティネス警部補を助けるべく捜査を開始する。
被害者の地下の倉庫を見に行って閉じこめられたり、
インフルエンザを引き込んだりしながら、
最終的には犯人逮捕とさらなる殺人を防げて良かった、良かった。
面白かったのは心配する警部補に聞き込みを禁止され聞き込みしないことを約束したのに、
アンジェラもキャレドニアモそれぞれ捜査活動をしていた場面。
それに、麻薬取引捜査官に「ここは素晴らしいところです」と、
マーティネスと部下が力説する場面。
なんだ、気に入ってるんじゃない。
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嫌われ者の新参者が殺され、聞き込みを開始したアンジェラとキャレドニア。捜査開始後も事件は続く。
殺伐とした事件が起きているが、場所がカムデンだからか、二人のおっとりした老婦人が探偵役だからか、緊張感がなく、のんびり読める。二人の掛け合いが楽しい。
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シリーズ2作目。
いつ読んでもシュミットさんの料理が美味しそう。
地下の倉庫に閉じ込められたり、インフルエンザに罹ったりしながらも調べまわり、事件解決のお手伝い。
アンジェラとキャレドニアの掛け合いが大好き。
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シリーズ二作目を読み終わり、私はこのシリーズをまた読むことを確信した。面白い‼️
アンジェラとキャレドニアのコンビももちろんだけど、他の入居者たちも個性的で憎めないキャラクターばかり。刑事さんが二枚目俳優に似ていてぽーっとなる感じもほほえましい。
恋愛真っ只中の世代じゃないから安心感もあるし。こういう老後に憧れるが…そんなリッチな生活層ではないので、せめてキャレドニアなようなお友達がほしいものです。
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いやぁ、今回も面白かった!登場人物が限られてるから読みやすいし、アンジェラもキャレドニアも本当に好き。
誰彼なしに顎でつかい、お高くとまった言動は数知れず。新参者でありながら、嫌われ者を選ぶコンテストがあればエイミーはぶっちぎりで優勝したに違いない。そんな彼女が六月の早朝、体操用の棍棒で撲殺される。多すぎる容疑者―だが、誰がそこまでしたいと思ったろう?困惑する捜査陣を尻目に、アンジェラたちはまたも探偵活動に乗り出す。ユーモア本格推理の老巧、待望第二弾。
第1弾のときもそうだったけど、警部補のマーティネスがカッコ良すぎるー!アンジェラとキャレドニアが、マーティネスに釘を打たれたのに探偵やって、その報告するときの
「電話では話が出来ないでしょう……私の声が電話線を焼き切ってしまう」
のセリフがもう本当に良かった。怒ってる。何度も注意したのに、お願いもしたのに、暇を持て余した老人は暴走する。しかも、アンジェラは危ない目にも遭ってるのに。怒り方がスマートすぎて、イケメンに拍車がかかった。
このシリーズ本当に面白い。これはもうシリーズを追うしかない。マーティネスのイケメン具合も追いたいし、「ちびすけ」なスワソンの恋の行方も気になる。
2022.7.20 読了