紙の本
陰陽ノ京
2002/10/03 18:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:明日菜 - この投稿者のレビュー一覧を見る
保胤の話に説得力を感じるというか、感心します。
個人的にもうすこし鷹晃の出番が増えると嬉しいです。
時継と保胤の関係、貴年と吉平の関係も発展?しているハズ。
1,2巻に劣るとも勝らない巻だと思います。
次の巻がはやく発売して欲しいです。
紙の本
バランスのとれた話
2002/06/04 17:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ながつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は化けむかでと龍神が登場します。化けむかでは人間が作ってしまった生き物、対して人間と交わってしまったが故に罪人として扱われる事になった龍神。どちらも悲しいひと達です。
間違えない人なんかいないから、せめて間違えずにすむ方法を探しているのだと思うのです、この世界の人達は。
話は重い、とにかく重い。でも、時折出てくる人間達が明るいのが救いになっていると思う。誰が勝ったのかよくわからないすっきりしない結末だけど、私はあれでいいと思う。少なくとも、損をした人は誰もいないのだから。
投稿元:
レビューを見る
今出ているシリーズ四巻のなかで一番好きです。もののけ同士の戦闘シーンなど本当に手に汗握ります。オススメ!
投稿元:
レビューを見る
面白いよ。この方
でも私、白黒つけたい人だから、終わり方嫌だったな
あと今回主人公活躍してないね
なんか綺麗で切なくてうおぉおおおおって感じ
百足怖い
投稿元:
レビューを見る
シリーズ第三弾。
龍神との混血であり、笛をこよなく愛する弓削鷹晃。
その笛の音にひっそりと聞き入る老法師:蘇芳。
その二人を直接対面させる事になったのが化け百足。
体中が毒だから、退治すれば山にも都にも害を為す。
だから封じるしかない。
陰陽寮の術師達は化け百足を封じる事ができるのか?
いやぁ~化け百足が現れた理由ってのがねぇ~
これが本当の因果応報?
蘇芳の決断が切なくて切なくて・・・いい話でした。
投稿元:
レビューを見る
虫が大嫌いな人はご注意を。
私は大嫌いな虫がとんでもないでかさで出てきて恐怖でした。ひぃっ
足の音とかリアルに聞こえてきそうでしたよ……!!
投稿元:
レビューを見る
読み終わった後に、もっと違う終わり方が見たかったと切なくなります。蟲vs陰陽師。戦う相手の感情が単純なものであるだけに、やりきれなさが漂います。けれど、温かいのですね。作者の腕に完敗。
投稿元:
レビューを見る
龍神の血を引く外法師―弓削鷹晃。
彼はある夜、人のいるはずのない山中で吸い寄せられるように一人の老法師と出会う。
それが運命の邂逅であるとも気づかずに…。
一方、恵みと破壊を招く長雨は愛宕山中の石にひとつの変化をもたらした。
それは、かつて陰陽寮が苦心の末、総動員で封じた化け百足を封じた要石であった…!
幾多の運命が交錯する平安の京に、最大の危機が訪れる―!
第七回電撃ゲーム小説大賞金賞受賞シリーズ第三弾。
* * *
最近になって無性に読みたくなったのでamazonで買いなおし。
切ない。切ないです。でも、だからこそ暖かい。
シリーズの中で、より「生きる意味」に重点をおいた話だと思います。
本当におもしろくて何度も何度も読み返しています。
2008.3.? 読了。(No.005)
投稿元:
レビューを見る
いまだに蟲毒の説明読んで気味悪く感じたのを覚えています。大好き陰陽の京。
あとは超個人的な好きポイントは兼良が大活躍ということですね。次の新作では住吉兄いっぱい…いや、せめて3Pくらい出してください先生・・・っ!かねらさいこうよ~。
投稿元:
レビューを見る
愛宕の山に住む弓削鷹晃が、夜中に吹く笛の音を、そっと聞いている一人の老人がいました。彼の名は蘇芳(すおう)といい、龍神でありながら夕凪という人間の娘と交わって子をもうけたために穢れを身に受け、その命の尽きる時が近づいていました。
一方、京の都は激しい雷雨に襲われていました。そして運が悪いことに、3年前に化け百足を封じた要石が破壊され、化け百足が解き放たれてしまいます。復活した化け百足は、龍神の気配をたどって蘇芳のもとに姿を現わします。蘇芳を助けようと鷹晃が駆けつけますが、百足の毒にやられてしまい、天狗の黒石・白石によって辛うじて助け出されます。
化け百足が復活したという報せを受けた晴明たちは、さっそく対策を立て、化け百足を桂川へ誘導しようとします。ところが、陰陽寮に保護されている蘇芳が意識を取り戻すと、その気配を察知した化け百足は京へと進路を変えます。化け百足がやってくることを知った蘇芳は、鷹晃を守るため、龍へと姿を変えて化け百足に立ち向かいます。
今回は、鷹晃が龍神に化身する理由が明かされる物語です。とはいうものの、化け百足のインパクトが強すぎて、そちらの印象ばかりが残っています。
投稿元:
レビューを見る
初っ端から話の流れが読める上に、陰陽道としてはあっけなく仕事が終わってしまって、何やら宙ぶらりんの体になるのだけれど、それでも蘇芳の生き方を読者のみが知るからでしょうか、強く残るものがある。もともとなかったものに対して感情を持つことができたというのは、新しい感情を生むことにもなり、今後の鷹晃にも影響を与えたのではないかと。
また外伝が出ている賀茂光榮と住吉兼良も出て来ており、外伝を先に読んでしまった身としては、土台はここでできていたのかと感心しながら読ませて戴いた。
投稿元:
レビューを見る
http://denki.txt-nifty.com/mitamond/2010/02/3-4749.html
投稿元:
レビューを見る
平安時代の陰陽師の有力家系・賀茂氏に連なる慶滋保胤を主人公とした伝奇ファンタジー第三巻。愛宕山に封じた化け百足と陰陽寮の戦いを、弓削鷹晃生誕の秘密を絡めながら描く。
またしても主人公?保胤の影は薄く今回もやるぞやるぞ詐欺で終わってしまった。。。鷹晃とゲストの関係は序盤で容易に想像がついた通りだったので、メロドラマ展開で行くのかと思いきや、きわめてあっさりと処理された感じ。百足との決着も前巻までと同様あっさりとしたもので、もう少しあってもいいかなと思う反面、変にコテコテさせるよりは、さりげなくいい話で終わらせるこのテイストが、このシリーズとしては正解かもしれない。