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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.7
  • 出版社: コアマガジン
  • レーベル: drapコミックス
  • サイズ:19cm/175p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-87734-540-2
コミック

紙の本

愛される人へ告ぐ (ドラコミックス)

著者 日下 孝秋 (著)

愛される人へ告ぐ (ドラコミックス)

税込 713 6pt

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みんなのレビュー7件

みんなの評価4.4

評価内訳

  • 星 5 (4件)
  • 星 4 (2件)
  • 星 3 (1件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)

紙の本

読んで損なし

2002/08/31 20:22

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:薔薇 - この投稿者のレビュー一覧を見る

このマンガを手にしたきっかけはここでの書評を読んで興味を持ったからである。
まず、主人公の『岡金子』こと「ネコ」
彼は猫を多く飼っている。
優しい人なのかと思えばそうでもなく、まったく人間を信じない。
その分、寂しさを紛らわすように多くのネコを可愛がっている。

なぜ、ネコが人を信じないかと言えば、母親が『人は必ず裏切るから信じるな』と教えた為。
だから利害関係で簡単に男に身体を抱かす。
と言ってひねた嫌な感じの人物ではなく、子供が母親の言う言を一途に信じていると言う感じで、可愛いのだ。
そしてそんな彼に利害関係が絡まない『好き』と言う気持ちを教えるのが『相川』
すごく自分を持っているしっかりした攻め君である。
可愛いネコに溺れることなく、ネコのお金で十分同棲して、仕事もせずに暮らせるであろうに、家に帰り、『バイトがあるから毎日は会いに来れない』とはっきりした態度をとる。
そしてネコに自分の意志を伝え自立することと、呼べばいつでも会いにきてくれる、と言うことを教える。

一見、甘え上手に見えるネコだが、利害関係なしのお願いはした事がなく、どうやって甘えたらいいかを教える相川がいい。
しっかりと自分を持ち、しかし、本当に『会いたい』と呼ばれた時は何を差し置いても会いに行く、有言実行型の相川が素敵だ。

HシーンもBLファンが納得いく程度に含まれており、
そうゆうのが苦手な方も、ストーリーで十分読ませてくれる。

ちなみに、表紙よりも中身の方が絵が綺麗と言う点も珍しいと思う。

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紙の本

本当に可愛い!

2002/07/24 01:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:カノ - この投稿者のレビュー一覧を見る

誰も信じず、人間関係を損得勘定でしか考えきれない、そんな生き方をしてきたネコに、無償の愛情を与えた相川。そんな二人の織りなす、コメディあり、切なさありのオススメな作品。

ネコが相川の優しさにとまどい、そして惹かれていく過程は、読者側にもきちんと気持ちが伝わりやすく、良かったです。その後のネコの態度が180度変わってしまったのには、ちょっとアレ? と突っ込みたくなりましたが、それも一瞬のことで、本気で甘えることが出来ずに遠慮してしまうネコの可愛らしさに、ついつい許してしまいました(笑)。
絵もとても綺麗で、捨てられた子猫のような瞳で見上げるネコの表情が、とってもとっても可愛いです! それだけでも読む価値はあると思いますよ〜。

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紙の本

やたらと手のかかる淋しがり屋の猫

2002/07/11 13:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:flow - この投稿者のレビュー一覧を見る

 フリーターの相川は、ひょんなことから、怪我をしている大学生の岡金子季紀(通称ネコ)とその飼い猫たちと同居し、彼らの世話をすることになった。男にマンションを買って貰い、それとはまた違う男に小遣い(?)を貰い、男をとっかえひっかえして生活してきたらしいネコに相川は驚くが、「誰も信じてはいけない」と言われて育ち、人間関係はすべて「取り引き」だと考えているネコには、なんの見返りもなくても世話をしてくれる相川のことが理解出来ないのだった。
 1冊全部、このネコと相川のシリーズです。
 収録されている中で個人的に気に入ったのは『愛してくれる人に告ぐ』で、ネコの愛人だった男がネコの髪をいじっていたのを見て嫉妬したという理由で、ネコを自ら散髪してしまう相川の話です。ネコに理由を訊かれてもなんとかしてはぐらかそうとする相川が楽しいです。
 ネコが、徐々に駆け引きとか関係なく他人に(特に相川に)甘えられるようになっていくのが、見ていて嬉しかったです。
 猫がやたらと出てきて、描いていて楽しかったんだろうな、と思える作品でした。

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紙の本

愛の深さ

2002/07/10 23:35

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆいか - この投稿者のレビュー一覧を見る

 人を信じられない人と、人を信じられる人が出会うと、どんな化学反応が起こるのでしょうか。
 金や身体を支払うことでしか他人との関係を築けない季紀。一方、そんな見返りは求めずに相手に親身になれる真弘。
 信じてきた生き方を覆すような真弘の存在に、季紀の心は激しく揺れ動きます。
 初めのうちは天下無敵な小悪魔にしか見えなかった季紀が、真弘に心を開いていくうちに、だんだんと可愛い少年らしくなっていきます。
 真弘は普段、無愛想でぶっきらぼうなのに、本質的な部分ではすごく優しい。
 優しくて心温まる物語でした。

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紙の本

ネコのような青年

2002/07/03 23:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:イルカ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 無意識に誰の事も信じずに生きてきたネコ。そんな彼の心に少しずつ入ってきたのが事故で怪我をしたネコを介抱してくれた男・相川。ネコは、お金の関係も体の取り引きの関係もまったく要求せず、怪我が治るまで無条件で世話をしてくれる相川の存在が不思議でならない。

 最初は小悪魔のような雰囲気だったネコが相川の存在によって、後半ではキバの取れた子猫のようになっている。おまけマンガはその後の彼らを描いたものだが、ページ数も多く、コメディータッチな話でおもしろかった。

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紙の本

望めば叶えてくれるヒト。

2002/07/23 13:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:亀豆 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 事故で夫を亡くし、その後人間関係で苦労した母親は、息子に「他人を信じるな」と教え込む。やがて母親も亡くなり、彼は一人で他人を利用し生きていたが、ある日相川という男と出会い、愛されることや信じられない人ばかりではないことを知っていくお話。

 幸せになる、という話は好きなので、話の流れは好きだ。
 しかし、相川と出会ってから、彼によって愛を知るまでがあっさり過ぎてしまった感じが残念。もっとゆっくり、相川が愛を教える日々の過程が描かれているともっと良かった。

 表紙の絵と中身の絵とで、私は少し差(?)を感じたが、綺麗な、なかなか魅力ある絵である。

 信じることを覚えたからこそ些細な事でも疑ってしまう、というその後の話も良いが、親しげに話す女性との浮気を疑う、というのは、あまりにもそのままで、展開などにもう少し目新しさが欲しかった、ということで評価は少し辛め。

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2007/03/20 18:07

投稿元:ブクログ

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