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商品説明
どこに行けば化石は見つかるのか、どんなナゾが含まれているのか、恐竜の復元図など、恐竜学の最新情報を元にわかりやすく解説。94年刊「恐竜と絶滅した生き物 おおむかし大図鑑」を大幅に改訂。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
恐竜Dinosaurusはオーエンのつくった、Dino(こわい)+saurus(トカゲ)の意味
2002/08/06 16:21
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:作務 - この投稿者のレビュー一覧を見る
恐竜を意味するDinosaurusは、イギリスのリチャード・オーエンのつくった、Dino(こわい)+saurus(トカゲ)と言う意味の言葉です。
単に、恐竜好きの子が、見て楽しむ本というよりは、もう一歩進んで、いろんなことを知りたい人(子どもも大人も)向きの本です。
日本の恐竜情報の発信源、福井県立恐竜博物館、いわき市アンモナイトセンターでの体験発掘の様子、街の中で見られる化石の紹介など身近なところから、恐竜の定義、種類、どんな風に研究がすすんできたのか? と話は進みます。恐竜のすんでいた時代の説明や、日本の恐竜のはなしなど、もりだくさんです。じっくり読むもよし、気に入った項目を飛ばし読みしてもおもしろいと思います。発掘の様子やレプリカを組み立てているところなども写真で紹介しています。
この本は、「恐竜を知ることは、地球を知ること」ではじまっています。それでかな? 後半三分の一に「地球と化石」が書かれています。これがまたいいのです。
地球の歴史、地震の仕組み、地層のはなしから、実際の化石の話に移っていきます。三葉虫、アンモナイト、聞きなれた言葉だけれど、「どうしてそんな名まえがついたの?」「どんな所にすんでいたの?」「なんの仲間なの?」と化石にインタビュー、写真とイラストをうまく組み合わせて、わかりやすく書いてあります。大人でも、「ふーん、そうなんだ。へー知らなかった。」と読み進めます。
実際に化石を探しに行くときの服装や道具のことも載っています。どこでも勝手に掘っていいわけではなく、いくつかルールがありますが、今までにも、小学生が恐竜の歯や骨を発見しています。今年の夏休みは、親子で発掘に挑戦してみますか?
最後に、全国の恐竜・自然史・博物館ガイドと索引がついています。
親と子の行動図鑑(親子のではありません)というシリーズ名は、何を意図しているのかわかりませんが、親も子も楽しめるし、親子で読んだら会話もはずむかもしれません。東京では「世界最大の恐竜博」もあることだし、読んでからいくか、行ってから読むか、どうします…?