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紙の本
吸血鬼であることで強めたホームドラマ
2002/07/31 21:39
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投稿者:sfこと古谷俊一 - この投稿者のレビュー一覧を見る
怠惰な生活を送る吸血鬼の自宅に住みついた二人の少女。その片割れの半吸血鬼になってしまった少女の親族がやってきて起こるドタバタ。そんな中、謎の組織の魔手が吸血鬼の宿命に迫る。と行ったところ。第一作に比べると目に見えて腕が上がってます。
現代舞台の吸血鬼系ライトノベルとしては珍しく、(相対的に)「ふつうの人間っぽい」登場人物による、ホームドラマ的な話。むしろ少女小説に近い作風。
出てくる人たちは基本的に、固定観念に囚われ、過ちを犯します。しかし、それぞれの関り合いによって起きた変化が触発しあい、人を変えて行くのです。といったタイプの、全体に成長譚の構造になっています。
主人公が生活態度のわりにもてるのは、柔らかな物腰と親切な対応でそれらしくなってますか。裏の顔とのバランスまわりは、まだイマイチうまくない感はあります。
後半の展開が弱くて、シリーズに繋げるためのつなぎ的な要素のために、まとまってない感があるのが難点ですか。