潜水艦スーパー９９ （秋田文庫）

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投稿者：kokusuda　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

「創作者は処女作に全てがある」というのは
良く聞く言葉なのですが、マンガは入手できない作品が多いですね。
松本零士氏（この頃は松本あきら）の初めてのＳＦ連載は
「電光オズマ」なんですが、古書でもあまりのプレミアの高さ
（ウン万円）に恐れをなしています（笑
そういう訳で復刻版のあるこの作品を紹介します。
月刊誌「冒険王」に連載していました。

日本の近海でサンマが獲れなくなった！
深海中で何か異変が起きているのでは…？
深海潜水艇「くろしお」で深海へ調査に向かった沖博士らは
謎の潜水艦に襲われて行方不明になってしまう。

沖博士の息子であるススムは沖博士の９９式ライフルに
隠されていた鍵で研究所の隠し扉を開けると隠された地下工場を発見した。
そこにあったのは超高性能深海潜水艦「スーパー９９」だった。

ススムは「スーパー９９」に乗り込み謎の潜水艦隊を率いる
ヘルメット党のヘチ総統に戦いを挑んでいく…

全長１２０ｍ、潜航深度２万メートル以上、原子力以上のＬ動力で動き、
ものすごい秘密兵器を満載した超潜水艦が最新式の原子力潜水艦隊に
戦いを挑んでいくんですが、あまりの高性能兵器のため
緊張感が薄れがちです（笑
相手の攻撃を簡単に退けるは、ご都合主義の兵器が登場するは…
（ヤマトを思い出してしまいます…）

最初に苦言を呈してしまいましたが、ストーリーの展開や
メカデザイン、設計思想？は後年の「ハーロック」「９９９」に
しっかりと受け継がれています。

最近アニメにもなっていますが時代設定を変更しているので
少し、つじつまが合わなくなっているのはご愛嬌でしょうか（笑
９９式ライフルは第２次大戦末期に日本軍が開発していた小銃ですし、
日本近海でサンマが山のように獲れていたのは、いつの時代でしょう？
面白ければ良いんでしょうけどね…

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投稿者：hiro　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

　子供の頃に熱中した漫画の一つ。潜水艦を使って世界平和を守るという内容は、当時目新しかったのか、「青の６号」「サブマリン７０７」等いくつかあったように記憶している。思えばこの頃から潜水艦というものと海にあこがれ続け、いまだに「レッド・オクトーバー」や「U-571]「眼下の敵」などといった映画に夢中になり、スキューバで海に潜っている。そう言えば「青の６号」はアニメとしてDVDで復活したことでもあるし、この「９９」も再構成して世に出てくれると嬉しいのだけど…。